日本ECサービスはこのほど、会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ」の会員数が2023年9月に2500社を突破したと発表した。さらに11月からグリニッジと新会社ECXグループを設立し、2社のシナジーを生かした新プラン「ECマスターズプレミアム」の提供を開始した。
日本ECサービスの提供する会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ」は、会員数が2023年9月に2500社を突破。ネクストエンジンのプラチナパートナー、Yahoo JAPANコマースパートナーにも認定されている。
2023年11月には、レビュー対策自動化ツール「らくらくーぽん」を提供するグリニッジ社とECXグループを新設し、グループ経営体制「ECX」へと移行した。日本ECサービスのLINE配信サービス事業「LSEG」をグリニッジに事業譲渡し、「ECマスターズクラブ」の会員サポート事業と、「らくらくーぽん」などSaaS事業を事業領域を明確に分けることでシナジーの最大化を目指している。
12月には、「ECマスターズクラブ」の新プラン「ECマスターズプレミアム」をリリースする。「ECマスターズプレミアム」では、楽天ショップのLINE公式アカウント7246件のうち1223件と、16％が活用している「LSEG」と、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2022の受賞ショップ42社が導入している「らくらくーぽん」との連携機能を提供する。
これにより新プランを利用するショップは、「楽天市場」で購入した顧客へ、自動でレビューの投稿を促進するメールとLINEのメッセージ送信が可能となり、レビュー数増加により転換率と売上の向上が期待できる。
従来の複数プランから選択する形ではなく、ワンプランとなり、楽天ショップの注文件数や「Yahoo!ショッピング」の出店など、LINE公式アカウント数やメッセージ配信数に応じた3つのステージを用意。月会費1万5000円の「スターター」～月会費3万円の「アドバンス」があり、ステージにより適切なサービスを提供する。
なお、LINE配信数が9万を超えるショップや楽天市場、Yahoo!ショッピングに2店舗以上出店してる場合など、「アドバンス」の範囲を超える場合は、オプションサービスにて柔軟に追加サービスを提供する。
新プランリリースに伴い、既存の有料プランの会員からの新プランへの変更の受付を開始し、公式サイトからの入会は、当面の間は受付停止となる。また、2024年2月から、現プランの「LSEG」配信数をLINE公式アカウントの料金プランにあわせた配信数に変更するとしている。
