ADKホールディングスの100%子会社で、デジタル、クリエイティブ、アクティベーション領域におけるブランド体験価値を創造する総合プロデュース会社のADKクリエイティブ・ワンはこのほど、グリーと合弁会社設立について基本合意したと発表した。SNS・インフルエンサーを中心としたマーケティングの戦略策定・立案から、施策の実行・運用に至るまで包括的なサービスを提供していく。
合弁会社の社名は現在、両社にて検討中。2024年2月1日からの事業開始を目指し、具体的な内容について協議を進めている。両社の協力の下、合弁会社の設立前からクライアント企業への支援を進めていく予定だという。
合弁会社の業務内容は、「SNSのアカウント運用とインフルエンサーマーケティング施策を中心としたサービス展開を想定している」（総合プロデュース第2センター センター長 阿出川雄士氏）と話す。
SNSの利用率や利用時間の増加、SNSを活用した個人の影響力の拡大により、SNSやインフルエンサーを活用した商品やサービスの理解浸透の手法が以前にも増してより注力する領域となった。今後さらなる成長が期待できる領域に、両社の持つマーケティングとテクノロジーに関する技術、知見、リソースを集結し、これらの強みを発揮していくため、合弁会社を設立することで双方合意したという。
SNSのアカウント運用とインフルエンサーマーケティング施策を中心としたサービス展開する企業は多い。他社との違いについて、「ADKクリエイティブ・ワンの得意とする、広告会社におけるSNS領域の企画から運用、グリーの得意とする、モバイルインターネットサービスで培った知見を活かしたサービス展開を目指す。クライアント向けのダッシュボード提供で完結する運用サービスではなく、クライアントの事業課題と向き合い、SNSプラットフォーム、インフルエンサーを活用したイベント・プロモーションの企画・運営を行っていく。広告会社とインターネット企業が取り扱う領域全てにおいてオンオフを問わない自由な発想と手法で、シームレスに連携したサービスを提供していく予定だ」（同）と説明する。
