2023.12.05

ネット広告事業の凸、海藻サプリブランド「ALARIA」始動 漁師へのインタビューなどコンテンツに注力

高野友加里氏

ネット広告事業を展開する凸(デコ)は来年1月、海藻を使用した本質的な健康と美しさを育むブランド「ALARIA(アラリア)」を始動する。海藻を使用したサプリメントという希少性と、国立大学と産学連携した確かな生産背景を武器に新規顧客獲得に努めていく。

「ALARIA」は同社の女性社員である高野友加里氏が立ち上げた。凸では新規事業の立ち上げに積極的であり、スピーチコンテストなどを通じて、高野氏の案が承認され、「ALARIA」のブランド設立に至ったという。

「私は昔から健康に関して興味を持っていた。また、当社のインターン生と話していると、これからの日本に関して暗い話題も多く、それなら私たちの世代がこれからの日本を強くしていかなければと思っていた。そんな中、テレビで海藻について取り上げられているのを見て、健康と無限の可能性に惹かれた」(高野氏)と話す。
 
「ALARIA」は海藻に含まれる貴重な美容健康成分「フコキサンチン」を使用している。「フコキサンチン」はカロテノイドの一種で抗肥満・抗糖尿病作用などに効果があるといわれている。
 
このほか、「フコキサンチン」は人間が生きていくのに必要なエネルギーを産生する細胞小器官の「ミトコンドリア」の活性化にもつながるといわれている。「ALARIA」は海藻研究で有名な北海道大学の研究の成果を生かし、その情報をもとに商品を開発した。


▲「ALARIA」

販売方法はオンラインを主軸に設定している。2023年11月から応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で応援購入の募集を開始した。その後はコンテンツマーケティングに注力し、消費者からの購入を促していく。

「商品の内容的にも、ただ単にドラッグストアに陳列して売れる商品とは思っていない。やはりきちんとした説明が必要になる。そこで『ミトコンドリア』に関するコンテンツを作り、購入につなげていきたい。幸いまだ『ミトコンドリア』でSEO対策をしている企業は少ないのが現状だ」(同)と話す。

今後は国内だけでなく海外への販売も着手していきたい考えだ。海外でも海藻の効果に注目が集まり、日本の漁師へのインタビューも行われているという。

「海藻の持つ効果を多くの人に知ってもらいたい。それは日本人だけではない。海外の人も同様だ。海藻ブランドの第一想起として、『ALARIA』が出てくるように事業運営に注力していきたい」(同)と展望を話す。




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