猫用のスキンケア商品をECで販売するMEDICAT（メディキャット）は2023年7月、新たに犬専用のスキンケア商品「MEDIDOG（メディドッグ）」を発売した。複数のECモールのペットカテゴリーのランキングで上位を獲得するなど、好調な滑り出しとなっているという。
同社は7月、スプレータイプの「メディドッグ」を発売。9月には、同シリーズから、肉球用のクリームを発売した。「乾燥の季節だったこともあり、好調なスタートを切れた。肉球クリームは税込1332円と低価格。お試し感覚で購入いただけている」（田中雄基代表）と話す。
肉球クリームには保湿力の高い成分「セラミドNG」を配合している。愛犬の肉球に塗りやすいよう、クリームの軟らかさを調整したという。「膜を作って保湿するのではなく、水分を蓄え、軟らかくすることを意識した。愛犬の肉球にクリームを塗ると、そのまま室内を歩き回ってしまう。そういった際にもゴミなどがつかないよう、べたつかないことも意識した」（同）と話す。
▲獣医師やペットトレーナーも推薦「メディキャット」と同様、商品の製造は、人間用の化粧品を製造する工場で行っているという。「ペットケア用品は、製造販売の許可がいらない。だが顧客の信頼につなげるためにも、人間用と同じ環境で作っている」（同）と話す。
田中代表は今年から昭和大学大学院に入学。事業を展開する傍ら、大学で研究も行っているという。「大学との両立は楽ではないが、研究がしやすくなるというメリットもあった。当社のコンセプトは、『ペットの健康を守る』ことだ。今後はケア用品だけでなく、フードやおやつといった事業も展開していけたらと思う」（同）と話している。
