2022.10.09

MEDICAT、専門家監修の猫用スキンケアを販売 人間とペットとの分け隔たりのない医療の世界を目指す

田中雄基代表

MEDICAT(メディキャット)は今年8月、猫の未病・予防ケアブランド「MEDICAT」のECサイトを開設した。薬剤師の資格を持つ田中雄基代表が、獣医師や医療大学と共同で、猫用のスキンケア商品を開発。確かなエビデンスのある商品で愛猫家の支持を得たい考えだ。

「メディキャット」は猫用の保湿化粧水「MOIST LOTION(モイストローション)」や、保湿乳液&トリートメント「MOIST CREAM(モイストクリーム)」を提供している。商品開発はアジア獣医皮膚科学会専門医の村山信雄獣医師や、昭和大学薬学部の川添和義教授の協力を得て行った。


▲猫の皮膚を守るスキンケアブランド

「村山獣医師も川添教授も、その道では権威ある有名な方。泥臭くアポイントメントを取って、商品開発について相談させてもらう機会をいただいた」(田中代表)と語る。

著名な専門家の協力を得ることで、商品の品質に対する信頼性を高めることができる。

「人間の肌は弱酸性だが、猫の肌はアルカリ性に偏る。この認識がないと、本当に猫に優しいスキンケア用品は作れない。どうすれば猫の肌に適したスキンケア用品を開発できるか、薬学に詳しい薬学部の川添教授に助言をもらいながら商品を開発した」(同)と語る。

最も効果を発揮するスキンケア商品の開発を目指し、薬の種類、分量、配合などの試行錯誤を繰り返したという。

「メディキャット」は自然由来のリンゴ果実培養細胞エキスなどを適切な分量で配合することで、モニター試験において猫の皮膚水分蒸散量は使用前と比較して約75%も軽減した。猫の毛のキューティクルの修復具合も、使用後と使用前では大幅な改善が見られたという。

今後はペットの医療を人間と同じ水準まで引き上げたい考えだ。「人間の医療は進んでいるが、ペットの医療はそこまで進んでいない。人間、ペットと分け隔たりのない医療の世界を目指していきたい」(同)と意気込みを語る。




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