2023.11.27

オイシックス・ラ・大地、富山湾の白海老の身つき殻をアップサイクルしたチップスを発売

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は11月30日、アップサイクル商品を開発・販売するフードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」において、「カラっと香ばし 白海老チップス」の販売を開始する。また、「Upcycle by Oisix」は、未活用だった食材累計約100トンのフードロス削減を達成するとともに、原料廃棄の課題解決にも乗り出している点が評価され、日本デザイン振興会主催の「2023年度グッドデザイン賞」を受賞した。

オイシックス・ラ・大地の提供する「Oisix」は、「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材のみを食卓へ」をコンセプトとした、有機野菜や特別栽培野菜、合成保存料・合成着色料を使わない加工食品などの生鮮食品を取り扱うEC食品宅配サービス。

生産現場から食材が顧客に届くまで、一気通貫で「食」に向き合う「Oisix」だからこそ生まれたというフードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」は、これまで見栄えや食感の悪さなどから捨てられていた食材を、より環境負荷が低く、新たな価値を加えた自社オリジナルのアップサイクル商品として開発、おいしく驚きのある新たな食材を生み出している。2021年7月8日に最初の商品の販売を開始し、これまでに食材約100トンをアップサイクルしてフードロスを削減(2023年11月16日現在)。2品から始まったオリジナル商品数は87品となっている。

11月30日には、新商品「カラっと香ばし 白海老チップス」(しお・コンソメ・あおさ/各181円/税込)の販売を開始する。



国内では富山湾のみで漁獲されるブランド食材・白海老は、水揚げ直後の、透明感のある淡いピンク色をした姿から「富山湾の宝石」と称される。手作業で殻を剥くことで現れる白い身は、とろりとした舌ざわりに、小さいながらもコクのある上品な甘さがあり、高級食材として人気だ。



刺身や鮨のネタとして提供されるため、殻を剥く作業は衛生面の行き届いた工場で行われており、鮮度を保つために素早い処理が必要になる。その工程で発生する、頭などの身が残った殻は、柔らかく旨味もあるにもかかわらず、そのほとんどが未活用だった。



「カラっと香ばし 白海老チップス」は、この旨味たっぷりの白海老の殻をミンチ状にし、国産の馬鈴薯に混ぜ込んだチップスで、白海老のおいしさや旨味、香ばしさをダイレクトに感ることができる。噛み応えのある、少し固めの食感に仕上げるために、焼き上げの工程で水分量や焼き時間、温度の調整にもこだわった。



また、「Upcycle by Oisix」は、このほど「2023年度グッドデザイン賞」(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。捨てられていたものに付加価値をつけ新たな製品にするアップサイクルの考えを食の世界に取り入れ、畑や加工現場で未活用だった食材累計約100トンのフードロス削減を達成し、自社サプライチェーンだけでなく、食品製造業、外食産業を巻き込んで原料廃棄の課題解決にも乗り出している点が高く評価されての受賞となった。

「Upcycle by Oisix」は、今後もサステナブルな環境配慮型の商品をより多くの顧客の食生活に手軽に取り入れてもらうプラットフォーマーとしての取り組みを推進するとしている。




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