「3COINS」などを展開するパルはこのほど、AIQ（アイキュー）と共同で、インフルエンサースタッフのもう1人の「わたし」を創出し、ユーザーがインフルエンサースタッフのAIとチャットができるスタッフDX「ファッションメイト」をリリースした。10月19日から開催する「秋のパルクロウィーク 」にて期間限定で利用できる。
「3COINS」や「CIAOPANIC」など約50のブランドを展開するパルと、 "私の「本当の好き」が、あなたの「価値」に変わる社会"を目指すAIQがリリースした「ファッションメイト」は、AIによりもう1人の「わたし」を創出できるスタッフDXサービス。
アパレル領域に特化した「デジタルメイト」として、パルで活躍するインフルエンサースタッフを生成元としており、インフルエンサースタッフのInstagramに投稿されたデータを分析・学習し、価値観、ライフスタイル、嗜好、表現手法を理解することで、本人さながらの投稿やコミュニケーションを実現する。
これによりユーザーは、AIではなく、インフルエンサースタッフその人とコミュケーションを取っているような感覚で対話を楽しみながら、ファッションに関する相談や新しいファッションアイテムを発見することができる。
より多くのユーザーに「ファッションメイト」とコミュニケーションを取ってもらうため、10月19日～10月31日に開催する感謝フェア「秋のパルクロウィーク」でリリースした。ユーザーは、期間限定で「ファッションメイト」を試すことができる。
より人間らしい会話を楽しんでもらうため、今回はインフルエンサーの中で特に活躍している13名のスタッフの「ファッションメイト」とコミュニケーションを取ることができる。13人それぞれ個性が異なるので、さまざまな「ファッションメイト」に相談してみてほしいとしている。
さらにパルとAIQは今後、ファッション領域に留まらず、ライフスタイル全般における人の個性や嗜好を考え、理解し、コミュニケーションにおいて人の本当の好きを見つけるサポートをするAI「デジタルメイト」を研究する「デジタルメイトLabo」を推進する。
「デジタルメイト」は、チームメイトやクラスメイト、ルームメイトのように気軽にコミュニケーション“そのもの”を楽しみながら、新しい好きを見つける支援をするサービス。人の嗜好といったインサイトを可視化するAIQ特許技術のプロファイリングAIのデータと、生成AIを組み合わせて活用することで、生成元となる人材の個性・キャラクターを引き継いだ「デジタルメイト」を創出する。さまざまな業界・業種において活用が企画されており、アパレル、コスメ、インテリアといった「人の個性や嗜好が強く好きに結びつく」場面において活躍が期待されている。
AIを活用したサービスが次々と登場し、我々の生活がより豊かになりつつあるが、人とAIのコミュニケーションにおいては、聞かれたことに答えるだけなどまだまだ課題が残る。一般的なAIは、基礎知識や商品知識のみを学習し、質問に対して正確な回答を行い、人を正しい方向に案内することを目的としていることから、人が新しい好きを見つける手段には成りえていないとし、パルとAIQはこうした機械的なAIから1歩進み、人と同じコミュニケーションをするAI「もう1人のわたし」を誕生させることを目指す考えを示した。
