機能性表示食品、88製品すべて撤回 さくらフォレストと同種の届け出

6月に措置命令を受けたさくらフォレストの機能性表示食品「きなり」2製品と同種の届け出を行っていた製品の公表について、消費者庁は10月12日、消費者庁が撤回の要請をしていた88製品すべてについて、撤回もしくは撤回の申し出があったと発表した。

消費者庁は7月から9月にかけて、さくらフォレストの「きなり」と同種の届け出を行っていた機能性表示食品について、届出企業に対して科学的根拠の疑義を指摘し、回答を求めていた。回答結果については、消費者庁のホームページで公表。撤回の申し出があった製品と、科学的根拠の正当性を主張する製品とで、分けて列挙していた。


▲さくらフォレストの機能性表示食品「きなり」2製品

7月27日時点で、88製品中15製品から撤回の申し出があった。8月17日には、80製品が届け出撤回の申し出を行ったとしている。
　
10月12日の発表で、「きなり」と同種の届け出で、撤回されていないものはなくなった。


▲消費者庁ホームページより
　
消費者庁は6月に行った措置命令の中で、「きなり」の機能性表示食品の届け出資料について、「合理的な根拠として認められない」と認定していた。