2023.08.09

Oisix、猛暑とゲリラ豪雨で日に焼けたトマト販売 「おたすけOisix」開始から1年で累計175トンをレスキュー

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は8月4日、食品宅配サービス「Oisix」の「おたすけOisix」サービスにおいて、天候要因で日に焼けてしまった千葉県香取市のミニトマトの販売を開始する。「おたすけOisix」は、規格外品や余剰品などの食品を会員向けに販売するサービス。2022年8月2日のサービス開始から1年で、累計175トンの青果を販売したことを合わせて発表した。

オイシックス・ラ・大地の食品宅配サービス「Oisix」では、猛暑や豪雨、台風などの影響で突然発生してしまう規格外品、豊作品や外的要因での余剰品など、通常の流通では扱いにくくなった食品を希望する会員向けに通知・販売するサービス「おたすけOisix」を提供している。



8月4日、「おたすけOisix」において、「【おたすけOisix】日焼けした不揃いトマト(千葉県産)」(230g、646円/税込)の販売を開始した。今夏の強すぎる日射量と高温で、収穫時期を迎えたトマトに日焼けが多発。黄色っぽく色ムラができるなど、通常の流通では販売できないトマトになってしまったとし、こうした日焼けトマトを大容量規格で販売する。


▲日焼けした不揃いトマト(千葉県産)

関東地方は、8月1日に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に非常に激しい雨が降った。千葉県香取市にあるミニトマトの産地では、激しい雨が降った直後に好天に変わり、ビニールハウスの屋根に残った水滴がレンズのような状態になり、光を集めてトマトの上に降り注ぐ事態となった。これが原因で実の表面が日焼けしてしまい、色が黄色くなったトマトが多く見つかっているとし、見栄えなどへの影響から収穫後に産地でそのまま廃棄になることも懸念される。

今回の取り組みにあたり、千葉県のミニトマト生産者・向後氏は、「先日の豪雨でハウスの屋根に水滴が多く残った直後、強い日差しに当たったことで生育不良となり、実の一部が日焼けを起こしたようになってしまいました。また、連日の猛暑による高温で、つぼみから花が落ちる現象も起きており、これから秋に向けて準備してきたトマトの収穫にも影響が出始めています。実ったトマトをぜひ、少しでも多くのお客様にお届けして召し上がっていただきたいです」とコメントした。

「おたすけOisix」は、2022年8月2日のサービス開始から約1年が経過。通常よりお得な規格での販売、購入者への5%ポイントバックを実施しており、1年で累計175トンの青果を販売した。続く猛暑により、全国の産地からの支援要請も増えているとし、支援販売を強化しつつ、消費者の役に立てるよう、自社サービスを通じた取り組みを推進していく考えを示した。




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