玩具などのエンターテイメント総合商社のハピネットはこのほど、探しやすさや見やすさを重視したデザインに自社サイトをリニューアルした。顧客対応や物流面も引き続き強化し、幅広い品ぞろえと信頼感のあるECサイトを目指すという。
同社のECサイトでは、玩具、フィギュア、ゲームなどエンターテイメントに特化した商材を31万点以上扱う。
▲リニューアル後のホーム画面「他社との競争が激しくなっている。十分な在庫を持った品ぞろえや、正確に早く届く仕組みなどを価値としたい」(L&Sカンパニー オンラインユニット HOL企画チーム リーダー 児玉圭一郎氏)と他社との差別化を図る。
品数が多いため、ジャンルやキャラクターでの分類や並び順の設定など、より見やすさにこだわったデザインへと刷新した。季節商品や新商品はバナーで目立たせ、訴求力を高める。
「基本的なことを忠実に行うことで、より愛されるサイトを目指す」(同)という思いで、チャットボット、メール、電話で丁寧なカスタマーサポートを提供する。
購買については「知っているお店という安心感が求められる」(同)と言う。そのために知名度の向上や顧客とのコミュニケーションの強化を目指し、X(旧ツイッター)の運用も引き続き注力する方針だ。
同社はメーカーと消費者の間の中間物流を担う企業として、ロボットを活用した仕分けや自動梱包システムへの投資を強化するなど、バックヤードの効率化にもこだわっている。商品発送までの正確性と時間短縮を図り、信頼度の向上へとつなげる狙いだ。
「どんどん新しい商品が出てくるので、情報の整理や、手に取るイメージを持ってもらえるような画像を多めに掲載する。欲しいものをより見つけやすいサイトにしていく」(同)と意気込みを語った。