2023.07.23

POST COFFEE、配送センター稼働で規模拡大へ 日本橋三越本店でポップアップストアも

下村領CEO

スペシャルティコーヒーのサブスクなどを展開するPOST COFFEE(ポストコーヒー)は2023年4月、千葉県柏市に、配送センターを立ち上げた。売り上げ規模を拡大する基盤を整えるためだ。今後はモールへの出店や、オフラインのイベント開催などを通して、さらなる増収を目指していくという。

同社ではこれまで、目黒の焙煎所で、発送作業も行っていた。「目黒の拠点は、広いとは言えないスペースだったため、現在の売り上げ規模だと対応が難しくなっていた。そこで配送センターを立ち上げることにした」(下村領CEO)と話す。

現在は、目黒で焙煎したコーヒーを、柏に運び、梱包作業や発送作業を行っているという。「これでやっと売るための基盤が整った。今後は、自社ECだけでなく、各モールでの販売を開始することも視野に入れている」(同)と話す。


▲PostCoffee

今年は、オフラインの展開も強化していくという。「いわゆるコーヒー好きへの認知は高まってきたが、一般層の認知度はまだまだ低い。百貨店やスーパーといった実店舗に、『ポストコーヒー』の商品を並べることができれば、より認知も深まると考えている」(同)と話す。

「サブスクで販売しているコーヒー豆だけでなく、ドリップバッグや詰め合わせのセットなど、より手に取ってもらいやすい商品も扱う予定だ」(同)とも話す。

7月19日からは、日本橋三越本店で、ポップアップストアを開くという。「これまではサブスクを中心に、自社ECでの販売をメインに行っていた。今後はECモールへの出店や、オフラインでのイベントを通じて、『ポストコーヒー』の認知度を高めていけたらと考えている」(同)と話している。





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