2023.07.18

「makeshop」、ChatGPTによる商品説明文の生成機能を提供 導入企業の業務効率化を支援

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは7月13日、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO(makeshop)」において、AIが商品説明文を自動で生成する機能の提供を開始した。「ChatGPT API」利用しており、商品ページ内の商品説明文の生成に加え、ディスクリプションの生成にも対応し、EC事業者の業務効率化と売上向上を支援する。

GMOメイクショップの提供する「makeshop」は、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスのEC化をサポートするECサイト構築SaaS。このほど「ChatGPT API」を活用した商品説明文の生成機能の提供を開始した。ECサイトの売上を獲得するうえで重要な要素の1つである商品説明文の自動生成を可能にする。

本機能は、「makeshop」が2023年3月より提供を開始した新管理画面内に実装しており、「makeshop」を利用するEC事業者はだれでも活用が可能。「AIで商品説明文を生成する」のボタンから商品名と必要なキーワードを入力するだけで、商品説明文を自動生成する。商品の魅力が伝わりやすく、ユーザーにとっても読みやすい文字量として、400字程度の生成結果になるようあらかじめ設定されており、生成結果が表示される画面からそのまま編集を行うことも可能だ。AIが生成した文章をもとに、より商品の魅力が伝わる説明文へアレンジを加え、商品ページに反映させることで、商品登録作業の効率化を実現する。


▲「AIで商品説明文を生成する」の利用イメージ

加えてディスクリプション(検索エンジンの検索結果に表示される説明文)の生成にも対応し、クリック率の向上を図ることでSEO対策への効果も期待できるなど、「makeshop」新管理画面ならではの機能を提供し、ECサイトの売上向上を支援する。

昨今では、「ChatGPT」をはじめとした生成AIの注目が高まっている。EC業界においても生成AIの活用が求められており、GMOメイクショップでは、2023年6月に主催したイベント「makeshop day」でも「ChatGPT」を活用したECマーケティング戦略に関するセミナーを開催。参加したEC事業者やパートナー企業から好評を得るなど、AI技術の活用に向けた支援を進めてきた。

GMOメイクショップでは、市場環境の変化や多様化する顧客ニーズに柔軟かつスピーディーに対応するべく、「makeshop」のシステムをフルリニューアルする「次世代EC開発プロジェクト」を進行しており、その一環として2023年3月にUIをリニューアルした新管理画面の提供を開始した。

新管理画面の開発を進めていくにあたり、AI技術を取り入れることでEC運営の効率化につながると考え、売上獲得において重要な要素の1つである、商品説明文の生成機能の実装に至ったとしている。本機能の提供を皮切りに、今後もAI技術の活用によるEC事業者の課題解決と、商取引の活性化に取り組んでいく考えを示した。




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