2023.03.27

「MakeShop」、教育機関専用のECサイト構築プラン「MakeShop for BYOD」を提供開始

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは3月23日、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」において、教育機関専用のECサイト構築プラン「MakeShop for BYOD」の提供を開始した。学習用端末を販売するICTベンダーとパートナーシップを組み、生徒・保護者が自ら手配した端末を持ち込むBYOD(Bring Your Own Device)に対応した専用のECサイト構築や、運営代行により学習用端末の販売をサポートすることで、ICT教育環境の整備に向けた支援を強化する。

ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」を運営するGMOメイクショップは、文部科学省の「GIGAスクール構想」に賛同し、2022年1月より教育機関向けのECサイト構築をサポートするプラン「MakeShop for GIGAスクール」を提供を開始した。

文部科学省の「GIGAスクール構想」をはじめとしたICT教育環境の整備や、コロナ禍によるオンライン授業の広まりから、教育現場でICT端末の利用場面が増えている。生徒・保護者が自ら手配した端末を持ち込むBYODを採用する教育機関も多い中、BYODでは生徒ごとにOSやスペックが異なることで、操作方法も異なり授業の進行に支障が出てしまうという課題があった。こうした課題から、学校がICTベンダーに委託して推奨スペックの端末を販売する動きが増加している。

GMOメイクショップにおいても、「MakeShop for GIGAスクール」の提供開始以降、教育機関向けにICT機器を販売するベンダーから多数の問い合わせが寄せられており、2022年だけで64件の教育機関向けECサイト構築を支援した。その多くはBYOD端末の販売サイトでであったことから、これまで以上にBYOD端末の販売支援を強化するため、このほど「MakeShop for GIGAスクール」をリニューアルし、教育機関専用のECサイト構築プラン「MakeShop for BYOD」として提供を開始した。


▲「MakeShop for BYOD」の概要

「MakeShop for BYOD」では、ICTベンダーとパートナーシップを組み、教育機関専用のECサイト構築をサポートする。特定のユーザーのみが閲覧できる「シークレットショップ」機能や、特定の会員グループに対して特典を付与する「会員限定ページ」機能を活用し、学校ごとに専用のECサイトを構築、生徒・保護者に向けた特別価格を設定することで、学校推奨スペックの端末購入を促すことができる。ECサイトの構築だけでなく、購入時の問い合わせ対応や、商品案内チラシの作成、商品の保管・出荷といった物流も含め、運営代行にも対応できる。パートナーの登録料は無料、サイト構築費用は、初期費用:1万1000円(税込)~月額費用:1万1000円から。

パートナー企業の田中電気は、今回の取り組みにあたり、「携帯電話の代理店からスタートし、現在はタブレットなどの学習用端末も販売しています。BYOD向けに指定端末を販売したいとご相談を受けた際、学校ではお金のやり取りができないという事情もあり、専用のECサイトを立ち上げて代理販売することになりました。学校ごとに制限をかけ、学籍番号や名前を入れてアクセスする仕組みを簡単に構築できること、低コストで期間限定のサイトにも向いていることから『MakeShop byGMO」を利用しています話す。


▲田中電気

「『MakeShop byGMO』は、分かりやすく編集しやすいのでこれまでサイト構築の経験が無かった担当者でも問題なく使うことができています。現在は、自社の倉庫で商品の管理をしていますが、今後教育機関向けの販売を増やしていく過程で物流等の支援が必要となった際には、運営代行の活用も検討したいと思います」とコメントした。




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