2023.07.10

「楽楽リピート」、ファンマーケ機能好評 パーソナライズや友達紹介など続々

ソリューション営業部 辻岡賢一マネージャー

【ECソリューションマップ2023「ECサイト構築サービス編」】

ネットショップ支援室が提供しているD2C・リピートEC向けカートシステム「楽楽リピート」は、ファンマーケティングを強化する機能が好評を得ている。新規の顧客獲得単価が上昇する中、ファンを効果的に醸成し、継続的な成長を支援する機能やサポートに定評がある。

「楽楽リピート」はもともと、顧客分析機能に強みがある。他社カートと比較しても、顧客の属性を細かくセグメントし、さまざまな施策を実施できる。

「例えば顧客の性別だけではなく、年代でも分類したり、過去に購入した履歴や流入した広告などのデータも加味して施策を打てる。メールだけではなく、同梱物の出し分けも設定できる」(ソリューション営業部 辻岡賢一マネージャー)と話す。

昨年11月には、顧客の好みやライフスタイルに合わせてカスタマイズした商品を提案できる「パーソナライズ機能」の提供を開始している。顧客のニーズに合った商品提供の精度を高め、ファンの醸成を支援している。

ファンの輪を広げる機能も追加した。今年5月にリリースしたオプション「お友達紹介機能」は、紹介専用のURLを会員単位で設けることで、紹介者と被紹介者を自動で判別できる仕組みだ。紹介されたユーザーは、会員登録や商品購入時に、紹介者の名前を記入せずに済む。導入企業は紹介者名で会員情報を照合したり、手動でインセンティブを付与する必要がなくなる。

今年3月には体験型セレクトショップ「canme(キャンミー)」を運営するテックアットとの資本業務提携を発表した。

「D2Cブランドに『canme』で商品を体験できる機会を提供したり、店舗でインフルエンサーに商品を体験してもらい、その様子をライブコマースで配信することもできる。オフラインでの体験のニーズは今後、さらに増えていくと思う」(同)と話す。

ライブ配信プラットフォームとも連携しており、インフルエンサーの紹介などもできるという。

リピートEC向けのカートシステム以外に、BtoB‐EC向けの「楽楽B2B」や、複数ショップの一元管理システム「アシスト店長」を提供している強みもある。

「最近、『楽楽B2B』の導入企業さまが、一般消費者向けの販売を開始するので『楽楽リピート』を導入したいという声をいただくことがよくある。一般消費者向けに事業を展開しているが、将来的にはBtoB向けの卸しも考えていて、ワンストップで支援できる当社を選んでいただけるケースもある。ECモールに展開している導入企業さまも多く、管理画面のUIが近く、サポートも安心な『アシスト店長』が重宝されている」(同)と話す。








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