2023.06.22

靴下のタビオ、SNSで話題の商品を即座にECサイトに反映 顧客の声からヒットも誕生

WEB営業部 部長 栃真賀悠名氏

靴下の企画・販売を手がけるタビオは、コロナ禍をきっかけにSNSの運用を強化し、ECサイトにおいてトレンドを即座に反映している。SNSで話題になった商品をタイムリーにECサイトのトップページに表示することで、ECサイトに流入したユーザーの購買を促進できたという。

靴下は形や色など、トレンドの移り変わりが早いという。靴のトレンドに合わせて変化したり、ライフスタイルの変化でニーズが変わったりする。


▲ECサイトでは「カスタム刺繍サービス」を展開している

「店舗での顧客の声やSNS上の口コミ、ECサイトの購入履歴などから常にトレンドを追っている」(WEB営業部 部長 栃真賀悠名氏)と語る。

ECサイトの運営チーム内にSNS担当者がいることで、話題になった商品はすぐにECサイトのトップページに表示できるという。話題の商品をトップページに載せることで、検索からECサイトに流入したユーザーが目当ての商品を見つけやすくなり、購入につながりやすいという。

ツイッターでは、インフルエンサーに投稿を依頼するのではなく、担当者が実際に着用した感想を中心に投稿している。場合によっては、自社商品でもネガティブな表現を使ったり、他社商品の良いものを紹介したりするなど、正直な内容がファンに親しみやすさを与えているという。

「例えば、サンダルに靴下を合わせるスタイルが少し話題になってきたタイミングで『靴擦れしにくい』などの感想をツイートしたことで、爆発的な人気を生み出すことができた」(同)と振り返る。

SNSをきっかけに開発した商品が大ヒットした事例もある。「さらっと透け防止ペチパンツ4分丈」はインスタグラム上に書き込まれた悩みを起点に、開発から生産までを迅速に進めた。


▲SNS上のコメントをきっかけに開発された「さらっと透け防止ペチパンツ4分丈(巾着付)」

「国内生産だからこそ、必要な時に必要な分を作ることができる。ニーズの高いものは店舗よりECサイトで先に購入されることが多い」(同)と語る。

「SNS発信を強化したことで、顧客の反応やニーズをより捉えやすくなった。これからもトレンドを反映した商品をスピーディーに届けたい」(同)と意気込みを語る。








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