食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は5月11日、食品宅配サービス「Oisix」において、2022年8月から発売開始した10分で仕上がるミールキット「超ラクKit」の商品数の拡大と、調理が簡単な青果、冷凍食品などを充実させた販売企画「10分でかんたん超ラクシリーズ」の提供を開始する。新型コロナウイルス感染症の5類感染症に移行に伴う生活変化における、調理時間が取れないニーズへの対応を図る。
オイシックス・ラ・大地の運営する「Oisix」は、「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材のみを食卓へ」をコンセプトに、有機野菜や特別栽培野菜、合成保存料・合成着色料を使わない加工食品などの生鮮食品を取り扱うEC食品宅配サービス。
2013年7月に販売を開始した、必要量の食材とレシピがセットになり主菜と副菜の2品が20分で完成するミールキット「Kit Oisix」は、シリーズ累計出荷数が1億4000万食（2023年3月時点）を突破。2022年8月には、10分で仕上がるミールキット「超ラクKit」の販売も行っている。
このほど、「超ラクKit」の商品開発の拡大を進めるとともに、「Oisix」の販売ページに「10分でかんたん超ラクシリーズ」を設け、簡単に調理ができる青果類や、冷凍の加工食品の販売を強化する。
5月11日～7月6日の販売期間には、「超ラクKit」の「【超ラク】シャキ！おかひじきチャプチェ」「【超ラク】炒めるだけ！お手軽生姜焼き」「【超ラク】鶏と5種野菜の甘酢炒め」、青果の「プリッと！ゴロっと！カットエリンギ」「サラダ春菊」「茎もうまい！シャキシャキ食感 サラダパクチー」、冷凍食品の「【パッとOisix】みつもち豚と5種野菜の塩麹炒め」「【パッとOisix】海老野菜のガーリックトマト」「【パッとOisix】豚肉の和風トマトカレー炒め」などがラインアップする。
2023年3月13日よりマスク着用が個人の判断となり、5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類へ移行になるなど、アフターコロナに向けての生活変化が進んでいる。こうした状況を受けオイシックス・ラ・大地は、「Oisix」を利用する顧客にアンケートを実施したところ、1年前と比較して、食事の準備にかける時間が「減った」または「やや減った」と回答する人が全体の約6割（59％）だった。
【1年前と比較して調理にかける時間について（n=1483）】
また「減った時間でどのように食事の準備を工夫しているか」については、回答者全体の約4割の人が「ミールキットの利用」「調理に時間がかからないレシピやメニューの活用」、回答者全体の約3割の人が「冷凍食品の活用」「調理に時間がかからない食材の活用」と回答した。
【食事準備の時間をどのように工夫していますか（複数回答、n=1483）】
こうしたアンケート結果や利用者の声を受け、「超ラクKit」の商品開発の拡大、「10分でかんたん超ラクシリーズ」の提供に至ったとしている。
