2023.04.19

ハンドメイドマーケット「minne」、デジタルコンテンツの売買可能に 登録数1位は「写真」

GMOインターネットグループのGMOペパボは4月18日、ハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ」において、作家・ブランドによるデジタルコンテンツのダウンロード販売を開始した。作品のみならず、ワークショップ動画などものづくり技術の販売も可能にし、作家・ブランド活動の幅の拡大を支援する。これに伴い、作家・ブランドが自身で「ものづくり技術を教える動画」を作成するためのレッスン動画をビジネススクール「minneカレッジ byGMOペパボ」のアカウントにて販売する。

GMOペパボの運営する「minne byGMOペパボ」は、国内最大のハンドメイドマーケット。87万を超える作家・ブランドによるファッション・バッグ・アクセサリーなどのハンドメイド作品をはじめ、木工や工芸品などの地域性を活かしたクラフト、家具・インテリア・ベビー用品、フードなどギフトにぴったりなアイテム、時代を超えて愛されるアンティーク・ヴィンテージまで幅広いジャンル、1625万点以上の作品が販売・展示されている。

時代に合わせた新しい知識・ノウハウを身につけることでスキルシェアを促進し、作家・ブランドの新しい挑戦や飛躍に繋げるため、2022年12月にはビジネススクール「minneカレッジ byGMOペパボ」を創立、2023年4月10日からは2期生のレッスンを開始している。

さらに4月18日、作家・ブランドによるデジタルコンテンツのダウンロード販売を開始した。これにより、作品のみならず、ワークショップ動画や刺しゅう図案のデータといったものづくり技術の販売を可能にし、スキルシェアの促進および作家・ブランド活動の幅の拡大を支援する。

「minne byGMOペパボ」では、3月2日よりデジタルコンテンツの事前登録の受付を開始しており、すでに約600件の作家・ブランドによる、5000作品以上のデジタルコンテンツが登録されている。カテゴリーとしてはアートや素材、文房具・ステーショナリー、レシピ・型紙・レッスン動画が多い傾向にある。

【登録の多いカテゴリーランキング(2023年4月13日時点)】


アートカテゴリーでは、スマートフォンやPCの壁紙などに使えるイラストのほか、印刷して使えるインテリアポスターや塗り絵などが登録されている。素材・道具カテゴリーでは、結婚式で使えるムービーテンプレート、印刷して使えるラッピングペーパーやミシン刺繍用データ、3Dプリンター用データなどが多く登録されているという。


▲結婚式用の動画テンプレート

文房具・ステーショナリーカテゴリーでは、タブレットなどで使えるデジタルプランナーのテンプレートや、ノートアプリなどで使えるデジタルステッカーのほか、メッセージカード、ポストカード、カレンダーなどが登録されている。さらにレシピ・型紙・レッスン動画のカテゴリーでは、アクセサリーや小物のレッスン動画や刺繍図案、洋服やバッグなどの型紙が登録されており、すでにスキルシェアへの活用が見られるとしている。


▲刺繍図案

今回の取り組み開始に伴い、「minne byGMOペパボ」上の「minneカレッジ byGMOペパボ」アカウントにおいて、作家・ブランドが自身で「ものづくり技術を教える動画」を作成するためのレッスン動画「オンライン講師コース - レッスン動画」にて使用しているレッスン動画8本をそれぞれ単体で販売する。カリキュラムの作り方から動画制作、販促物に活かせるデザイン制作、Webでの集客方法などオンラインレッスンを開催するための実践的な内容を幅広く学べる内容となっている。

【レッスン動画販売概要】


時間の制約などの理由で「minneカレッジ byGMOペパボ」の受講ができない作家・ブランドにも、レッスン動画の視聴を可能にし、作家やブランドが自分自身で「ものづくり技術を教える動画」を作成し販売するなど、新たな活躍の場づくりをサポートする。




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