2023.04.03

【記者が迫る】一元管理「TEMPOSTAR」が掲げる第3の選択肢『ハイブリッドカスタマイズ』の違いとは?

ECソリューション企画開発部 ECソリューション開発チーム マネージャー 麻生顕司氏(左)とECソリューション企画部 部長 市橋和彦氏(右)


基盤となる仕組みの機能性でも差別化


――「ハイブリッドカスタマイズ」以外にも他社システムとの違いはあるのか?

麻生:例えば他のASP型のシステムでは、注文データ自体を修正するという概念がありません。修正した内容をECモール側に返すことができないサービスが多い。「TEMPOSTAR」ではしっかりと注文データ自体を修正すれば、主要なモールについてはその内容を反映することができます。例えば10個購入したお客さまが5個キャンセルした際に、「TEMPOSTAR」で注文件数は5個と修正すれば、ECモールの管理システム側の注文件数も5個に修正し、修正内容に応じてお客さまに再決済をかけることができます。

他にも商品在庫を複数の倉庫で管理している事業者については、商品や購入者に応じて複数倉庫へ出荷指示を出し分けることができます。外部の連携ツールで複数倉庫に対応している一元管理システムもありますが、その連携において不整合が起きるケースもあるようです。



当社ではシステムの土台となる部分で、事業者のニーズに対応した機能に地道に対応し続けており、その積み重ねが他社との差となっております。


▲ECソリューション企画開発部 ECソリューション開発チーム マネージャー 麻生顕司氏

――今後の機能強化の計画は?

市橋:今年、「楽天市場」のSKU対応があります。当社ではその仕様変更に対応するのはもちろん、これを機に当社のシステムの内部面の強化を図る計画があります。商品情報をより柔軟に持てるような形に改修し、SKU対応を生かしやすくしたいと考えています。

SKU対応では、カテゴリーごとに属性が可変する仕組みになっており、店舗がその属性を設定するかしないかによって、検索対策に影響が出ると想定しています。ユーザーが検索した際にヒットさせるための変更になってると思いますので、そういった部分も視野に入れて改修をしていく考えです。商品管理の部分にこれだけしっかりと取り組んでいる一元管理システムはあまりないと思います。



<取材後記>

高まる「ハイブリッドカスタマイズ」のニーズ


一元管理システムにおける「ハイブリッドカスタマイズ」のニーズが高まっていると感じる。

国内EC市場規模における主要ECモールの流通総額のシェアは7割以上となり、ECモールを活用することは必須となりつつある。そんな中、ECモールは「SKU対応」「配送品質の向上」などを推進しており、仕様変更の頻度も多くなっている印象だ。

一方、多くの企業にとってECは独立した1事業ではなくなり、企業全体における主要な販売チャネルとなっている。そのため、基幹システムとの連携や、他のチャネルとの連動を求める企業のニーズは高まっている。

ECモールの仕様変更に迅速に対応し、さらに企業の個別のカスタマイズに対応する仕組みが求められており、それが「ハイブリッドカスタマイズ」だというのだ。

今後、「ハイブリッドカスタマイズ」に参入するベンダーが増える可能性はあるが、「TEMPOSTAR」がその先導役になりつづけるのは間違いなさそうだ。



■「TEMPOSTAR」
https://commerce-star.com/







RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事