楽天グループは2月22日、フリマアプリ「楽天ラクマ」において、リユース事業者23ショップ協力のもと、2022年の年間取引に基づき特に売れたアイテムなどから集計、選出した「リユースアイテム100選」を発表した。ブランド別ではルイ・ヴィトンとエルメスがそれぞれ最多となる15アイテムずつ選出された。
循環型社会実現への貢献を目指す「楽天ラクマ」は、リユース市場において支持されているアイテムを100選として選出することで、より多くのユーザーにリユースアイテムに興味を持ってもらうことを目的に、「リユースアイテム100選」を初開催した。
「楽天ラクマ」が運営する「ラクマ公式ショップ（リユース）」に出店している事業者23ショップを対象に、「楽天ラクマ」の取引に限らず、2022年の1年間を通じて特に売れたアイテムや、5年後・10年後も使い続けられるアイテムについてアンケート調査を実施。得られた回答から「楽天ラクマ」が独自に集計して「リユースアイテム100選」を選出した。
ブランド名と品目、および商品カテゴリから100のリユースアイテムを選出した結果、ブランド別ではルイ・ヴィトンとエルメスがそれぞれ最多となる15アイテムとなり、リユース市場におけるラグジュアリーブランドの存在感が高いことがわかった。一方、カジュアルブランドでは、近年「楽天ラクマ」でも取引価格が上昇しているチャンピオンの「リバースウィーブ」や、シュプリームのTシャツ全般などを選出した。
テーマ別5選では、2022年にリユース業界で特に売れた「レディースアイテム」と「メンズアイテム」、5年後と10年後にそれぞれ使い続けたいアイテムとして選出した各ブランド名と商品カテゴリから、より多く挙げられた上位5アイテムをランキングで選出した。
「リユース業界で特に売れたレディースアイテム5選」の1位は、正規店での価格の高騰や需要の高まりの影響を受け、マトラッセなどのチェーンショルダーが人気となったシャネルのショルダーバッグだった。続く2位は、リセールバリューの高さや品質の高さからバーキンやピアノが人気のエルメスのハンドバッグ。3位も同じくエルメスのスカーフという結果となった。
「リユース業界で特に売れたメンズアイテム5選」は、品質の高さとリセールバリューの高さからデイトジャストなどが人気のロレックスの腕時計が1位となった。2位はエルメスの財布、3位はナイキのスニーカーがランクインした。
「リユース業界のプロが勧める5年後に使い続けたいアイテム5選」では、トレンドに影響されない品質の高さがあり、特にデイトナが注目のロレックスの腕時計が1位となった。2位はシャネルのショルダーバッグ、3位はエルメスのハンドバッグだった。
「リユース業界のプロが勧める10年後に使い続けたいアイテム5選」の1位には、5年後に使い続けたいアイテム5選と同じロレックスの腕時計が選ばれた。メンテナンスをすれば一生使い続けられるブランドとして支持された。2位はエルメスのハンドバッグ、3位にはシャネルのショルダーバッグがランクインした。
「楽天ラクマ」は、二次流通や応援消費などによる「サーキュレーション市場」の創造と発展を通じて、循環型社会への実現に貢献することを目指している。今後も、個人や事業者が参加する取引を活性化させ、ユーザーに利便性と付加価値の高いサービスを提供すべく、「楽天ラクマ」の新たなECプラットフォームの構築に努めていくとしている。
