2023.02.15

AI接客の空色、「futureshop」などグループで提供するコマースOneホールディングスと資本提携

AIを活用したWeb接客ソリューションを開発・提供する空色は2月14日、コマースOneホールディングスを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携契約を締結した。ECサイトの購買率向上に繋げるAIソリューションの開発・提供を推進する。

空色は2013年に創業し、AI技術と人の持つ感性を掛け合わせることでコミュニケーションの可能性を最大化し、今までにない新しい購買体験の実現を支援してきた。コロナ禍でECでの購入が常時化する消費者の購買行動変化に合わせて、直感的で楽しいWeb接客ソリューション「WhatYa」を開発・提供している。

2月14日、コマースOneホールディングスを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携契約を締結した。これにより、変動が激しい現在において、コマースOneホールディングスの豊富な顧客基盤を活用したサービスの提供、各種データ解析による新たな機能開発、財務基盤の拡充を実現する。

さらにグループ各社との強力なパートナーシップを築き、EC事業者の成長に欠かせないCustomer Experience(顧客体験価値)の向上を実現し、ECサイトの購買率向上に繋げるAIソリューションの開発・提供を推進する。

コマースOneホールディングスグループ、および空色は、AIによる自然言語処理技術を活かし、変化する消費者の購買行動を捉えたEC事業者へのコミュニケーションの支援をより進化・加速するとしている。

コマースOneホールディングスは傘下にECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップや、一元管理システム「通販する蔵」を提供するソフテルなどを持っている。

今後は、SaaS型ECプラットフォームを運営するフューチャーショップと空色との協業により、ECサイトの購買率向上につなげていくAIソリューションの開発・提供を推進する意向を示した。

今回の資本業務提携にあたり、空色 代表取締役CEO 中嶋洋巳氏は、「ECサイトを取り巻く環境の変化は非常に早く、様々なSNSの影響を受けながら、アプリやサイトには多くのコンテンツが溢れるようになりました。本来商品やサービスの魅力を届けるはずのコンテンツがデジタル上に散在することで、カスタマージャーニーを複雑にしています」と話す。

空色は、複雑なカスタマージャーニーを直感的で楽しい体験に変えることを目的に昨年、ユーザーの関心に合わせた新しいレコメンド機能「アタッチメント」をリリースしており、「コマースOneホールディングスから、アタッチメント機能は『ECに新しいUXを実現出来る』と高く評価を頂けたことを心から光栄に思うと同時に、今後さらに『WhatYa』の進化を目指し、フューチャーショップ様のノウハウやデータを活用したサービス開発に注力致します。『ブランドらしさ』と『お客様らしさ』を繋げる支援を通じてEC事業者の成長に貢献し、新たな付加価値を創出して参ります」と述べた。

同時にコマースOneホールディングスを始め、自社サービスを利用する企業、応援する株主、日々共に歩む仲間たちからの応援や支援に感を述べた。

コマースOneホールディングス 代表取締役 岡本高彰氏は、「コマースOneホールディングスグループは『テクノロジーを活用する人の力を最大化するコマースプラットフォーム』であることをミッションとして掲げており、本提携によって空色様と当社グループ各社の連携を強化することで、成長志向の国内中堅・中小ECサイト運営企業様の更なる成長を支援してまいります。変化する市場環境の中で、EC事業者様のビジネス開始・運用に際して必要なあらゆるソリューションをグループで提供し、EC事業者様のためのビジネスインフラ提供会社として事業を発展してまいります」とコメントした。




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