2023.02.12

maipple、ジェンダーレスコスメ「TOWI」が台湾で人気 SNSで話題、在庫分が2ヵ月で完売

maipple(マイプル)は、自社ECサイトで、ジェンダーレスコスメブランド「TOWI(トーイ)」を展開している。越境ECにも対応しているという。台湾のインフルエンサーにSNSで取り上げられたことから火が付き、ブランドローンチから約2ヵ月で、台湾の在庫分が完売したそうだ。

「TOWI」は、「ジェンダーレス」「多様性」といったキーワードを掲げるコスメブランド。実際に、性別にかかわらず、さまざまな消費者から購入されているそうだ。

現在、同ブランドでは、色持ちをキープできる「ティント」を4SKUラインアップしている。色もちをキープできるため、色落ちを気にすることなく長時間、食事や会話を楽しめるという。


▲TOWI シアーリップティント

ふんわりと浮かび上がるシアーな発色で、主張しすぎないナチュラルな印象だという。グロッシーなツヤ感があり、唇にぴったりと密着するとしている。

「01 主人公〈brick red〉」「02 曖昧〈rose brown〉」「03 微笑み〈coral pink〉」という3色と、クリアカラー「04 清澄〈clear〉」を販売している。クリアカラーは他の商品と重ね付けして楽しめるため、セットでの購入が多いという。



2022年10月にECサイト「TOWI公式Webサイト」をオープンした。同サイトでは、開設当時から、海外への販売を見込んで、越境ECに対応できる機能を用意していたそうだ。台湾をはじめ、香港など中華圏からの購入があるという。

現在は日本からの購入が最も多いというが、海外顧客の単価の方が高いそうだ。理由としては、海外顧客は送料の関係から、まとめ買いをするケースが多いのだという。

同社のブランドマネージャーの遠藤礼菜氏は、「台湾のインフルエンサーを中心にSNSで話題となっており、ローンチから約2カ月で台湾在庫分を完売した」と話す。


▲台湾インフルエンサーのSNS投稿 

maippleは、台湾を中心に、アジアにおけるSNS・インフルエンサーマーケティングを手掛けているという。インバウンドや台湾進出に向けた施策も展開している。

今まで蓄積してきた、台湾関連の事業展開におけるノウハウや経験を生かし、今後は同ブランドの台湾進出を目指すとしている。

「当社では事業で台湾に深く関わる中で、台湾の人の生活には、『ジェンダーレス』『多様性』といった要素が当然のように根付いていると気づいた」(同)と言う。

「『TOWI』は、無意識に作り上げた”カテゴライズ”や、目に見えない”枠”のようなものがなくなっていけば、さまざまな価値観や生き方が自然に受け入れられる世の中になるのではないかと、そういった思いを込めたブランド」だとしている。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事