2023.02.07

RIPURI、浄水機能付きボトルの出足好調 災害多い日本の需要に着目

山中英輔社長

韓国のT‐CROSS社の日本総代理店であるSunSunkd(サンサンクド)は、2022年10月にECサイトで発売した浄水機能付きボトルタンブラーの出足が好調だ。災害の多い日本での需要を感じ、ECサイトを開設したという。

「RIPURI(リプリ)」は水を通すだけで浄水できるフィルター付きのボトルタンブラーだ。フィルターは「クラシック」と「PRO」の2種類を用意している。


▲RIPURI

「クラシック」は水道水をろ過できるフィルター。「PRO」は、川の水や雨水をろ過することができる。アウトドアでの使用に適した商品だという。

「目に見えない水中の0.5マイクロメートルの微生物まで除去できる。災害時はもちろんだが、登山やキャンプにも適した商品だ」(山中英輔社長)と話す。


▲「PRO」はアウトドアの利用に適している

「リプリ」の国内販売に際し、「Makuake(マクアケ)」でクラウドファンディングを行ったところ、1043人から累計9877万円の支援を集めた。クラウドファンディングで商品の魅力を詳しく紹介し、新規性の高い商品に関心がある消費者に購入を促すことができた。

ブランドの信頼性を高めるために、顧客とのコミュニケーションも大切にしている。

「インスタグラムのダイレクトメッセージ機能や、LINEを用いて使い方を紹介したり、疑問点を解消したりしている」(同)と言う。

クラウドファンディングでの購入者に向けて、LINEを活用したメッセージの配信を定期的に行っている。フィルター交換のタイミングに合わせて割引キャンペーンを打ち出している。

「長期間愛用してもらうために、フィルターの交換時期に合わせて割引のお知らせをしている。ペットボトルの購入より安く、ゴミも減らせるため継続して利用してほしい」(同)と言う。

フィルターの入荷のタイミングに合わせた割引も行っている。インスタグラムやフェイスブックで告知し、購入を促しているという。

アウトドアとの親和性が高い商品であるため、キャンプ好きのインフルエンサーに、インスタグラムでの商品に関する投稿を依頼している。SNSで商品情報を拡散し、ブランドの認知を高めているという。


▲「RIPURI」のラインアップ

春から夏にかけて水筒の需要が高まる。ユーザーインタビューを通して顧客のニーズを把握し、今後の販路拡大に生かすという。

「今後は、メーカーの『水に困らない世界をつくる』という思いを実現させるために、日本での販売をさらに強化したい。国内の協力企業を探し、事業を拡大していきたい」(同)と意気込みを語る。





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