2022.12.23

「STORES」、「Shopify」と連携?! アプリ構築を支援

STORES(ストアーズ)は12月19日、店舗アプリ作成サービス「STORES ブランドアプリ」において、「Shopify(ショッピファイ)」との連携を開始した。これにより「Shopify」でネットショップを構築している事業者は、「STORES ブランドアプリ」を用いてかんたんにモバイルアプリを立ち上げることができる。ネットショップと実店舗双方の顧客情報・ポイント情報の統合により、1to1のマーケティング施策による顧客のリピート率向上、店のOMO化を支援する。

STORESの提供する「STORES ブランドアプリ」は、店独自のアプリをかんたんに作成できるサービス。2022年7月のサービス提供開始以降、飲食店や小売店などで導入されている。このほど、「Shopify」との連携を開始した。

これによりEC事業者は、店のアプリ上から「Shopify」で構築したネットショップをアプリに最適化した形で表示でき、モバイル上でのシームレスな購買体験の提供が可能となる。アプリ・実店舗・ネットショップの会員情報を一括で管理するため、既に「Shopifyストア」の会員登録をしている顧客は、登録済みのアカウント情報でアプリにもログインすることが可能だ。アプリ上での買い物体験を最適化することで、購入完了率・リピート率の向上を期待できる。



「STORES ブランドアプリ」は、POSレジのみでは取得が困難な、顧客に紐づく実店舗の来店情報や購入履歴などをデジタル化して取得することができる。顧客情報を統合して保有するため、アプリとPOSレジを連携するためのカスタマープラットフォーム(CDP)や、複数の関連アプリを追加導入する必要はない。

「STORES ブランドアプリ」上で、実店舗とネットショップ双方の購入や来店の履歴、ポイント情報を統合し、顧客ごとに管理・分析することも可能。実店舗とネットショップの購買履歴、購入商品の傾向はあるかなど、顧客ごと・商品ごとの購入トレンド分析が可能になる。

購入頻度や金額にあわせたポイント付与やランク設定、ランクに応じた特典提供など、取得データを元にしたロイヤリティプログラムも簡単に実現が可能。また、購入商品やチャネル、利用状況などの行動情報・属性情報を元にした細かいセグメンテーション、それらのプッシュ通知やクーポンの配信を自動化できるという特徴も備える。

実店舗・ネットショップの双方を運営する事業者は、顧客とのタッチポイントを1つにまとめ、双方の顧客情報・ポイント情報・購入履歴を紐付けて管理可能となり、実店舗とネットショップ間の相互送客効果も期待できる。

STORESは、一元管理・分析したデータをもとに、最適な情報を顧客に届ける1to1マーケティング施策を実現し、今後も実店舗とネットショップ双方を運営する事業者のOMO化を支援するべく機能の拡充を図るとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事