2022.11.10

<「独身の日」②>ここまでスゴイ!ライブコマースで1日に2000億円売る強者も登場【データで分かる中国巨大EC市場<番外編>】


アリババが「夜更かし禁止」を発令


アリババは今年の「独身の日」について、「当社の投資は前例のない規模になる」と力の入れようを伝えています。

可能な限り商品を販売する一方で、不熬夜(ユーザーが徹夜してセールに参加しないこと)の方針を押し出しています。

アリババが運営する「タオバオ」や「天猫(Tモール)」のユーザー数は10億人を超え、販売店も1000万店を超える規模になっています。こうした状況からも無理な拡大を目指すのではなく、技術やコンテンツを強化することで、継続的な利用を促し、アリババの競争力を高めていきたい方針が見え隠れしています。

ライブコマース以外にも、割引やクーポンを拡充したり、「独身の日」における販売商品の「全額保護」を実施したりと、お得に安心して買える環境も整備しています。

ショッピングカートに入れられる商品数の上限が120から300にアップグレードしたり、マルチアドレス注文機能により、購入した複数の商品を異なる配送先に送ったりすることも可能になっています。

「独身の日」はアリババを始めとする中国のEC企業にとって、イノベーションを前に進める好機でもあります。「独身の日」の規模ばかりに目が行きがちですが、こうした技術やコンテンツの進化にこそ、目を向けるべきかもしれません。

「独身の日」に限らず、中国向けの越境ECや商品開発にご興味を持たれている企業様がいらっしゃれば、まずはカジュアルにオンラインミーティングにて情報交換致しましょう。


<オンラインミーティングの依頼やお問い合わせはこちらから>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScVtavJ8ZlEoLBsORZt2ESnB3md5TCiWD8LcIjllPoqQ_KDSw/viewform








【著者プロフィール】


▲NEW ORDER 森昭生代表

2008年にフューチャースコープにてIPビジネス(新世紀エヴァンゲリオン関連)のプロデューサーを担う。ガラケービジネスからスマートフォンビジネス転換期を経験。2012年に創業期のメタップスにてゲーム開発、中華圏ビジネス、アプリマーケティングに携わり上場を経験し、40歳を前に2015年11⽉に中国に単⾝渡る。

2016年7⽉に北京でSincetimes(北京華清⾶揚)に⼊社。2017年1⽉より⽇本に帰国し⽇本法⼈の取締役に就任。⽇本の出版、ゲーム、アニメ関連企業とのビジネス開発、アニメ等の原作開発、権利の獲得交渉を担当。中国では⼆次元⽂化の爆発期をリアルタイムで経験。

2018年9⽉よりSHIFTに⼊社。重課⾦ユーザーをテスターにした新規事業やローカライズ事業を⽴ち上げ、多くのクライアントに恵まれる。2020年10⽉、NEW ORDERにて起業。重課⾦ゲーマーとして年間600万円を課⾦した経験もある。


■NEW ORDER
https://neworder.blue/

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