ヤフーは11月6日、「ヤフーショッピング」において、商品をネット注文し、実店舗で受け取ると、PayPayポイントが＋5％もらえるキャンペーンを開始した。実施日は、11月6日～27日までの毎週日曜日と11月29日、30日。出店者、ユーザー双方の機会損失軽減に役立つ機能の利用を促し、店舗での「ついで買い」による売上増を支援する。
「ヤフーショッピング」では、商品をネット注文し、出店ストアの実店舗で受け取る「店頭受取」に加え、各実店舗の商品在庫を「ヤフーショッピング」で販売する「実店舗在庫サービス」を提供している。これらのサービスによりユーザーは、自宅などへの指定の場所への通常配送か、近隣など自身にとって望ましい実店舗での受け取りかを選択できるだけでなく、オンラインストアの商品が売り切れた際でも出店者の実店舗の在庫を購入できる。
出店者、ユーザー双方の機会損失を軽減できる便利な機能として、サービス対象の商品には、検索結果や商品ページ内に「実店舗在庫」ラベル、もしくは「店頭受け取り可」ラベルを掲出。商品を受け取れる実店舗の地図などを表示している。
このほど、「実店舗在庫受取」または「店頭受取」を利用し、出店ストアの実店舗で受け取ると、PayPayポイントがお得にもらえる「Yahoo!ショッピングで注文！店頭受取でPayPayポイント+5%キャンペーン」を開始した。対象ストア限定のキャンペーンとなり、対象店舗は「ヤマダデンキ」「ベスト電器」「コメリ」「ヒマラヤ」「Honya Club.com」「サンドラッグ」「ダイワサイクル」など、約100ストア、約2800店舗。11月6日～27日までの毎週日曜日と、11月29日、30日に実施する。
「ヤフーショッピング」において、店頭での受け取りに対応する店舗は現在約1240ストア、約9,500店舗ある。利用者は40代～50代のユーザーが多く、購入する商品の傾向は、スポーツ用品では、ゴルフクラブやランニングシューズのような「店舗で現物を確認したい」「実際に試し履きしたい」といったもの。食品では、おせちやケーキなど持ち運びに慎重になるものが多い。注文後であっても、実店舗で商品に不備などが確認された場合、その場で交換ができる安心感や、単体で購入すると送料がかかる日用雑貨も送料が不要でお得に買えるなどの点が好評を得ている。
その結果、本サービスの利用者はこの1年半で1.9倍と増加傾向にあり、利用者のアンケート結果でも約94％が再度利用したいと回答している。一方、冷蔵庫など設置が必要であったり、サイズの大きな商品は通常の配送利用が多く、商材やニーズによって、受け取り方を自由に選択しているという。
これらのサービスを利用している出店ストアでは、新しい顧客層の獲得に加え、機能の利便性の高さや売れている商材の傾向などからリピーターの増加にもつながっている。新型コロナウイルスの感染者数が落ち着き、行動制限がない中、店舗への来店を促進し、実店舗にある別の商品を購入するなどの「ついで買い」による売上増などが見込めるとしている。
今後も同サービスの対象店舗を拡大し、ユーザーが欲しい商品を欲しい時に受け取れ、PayPayポイントが貯まる、お得で利便性の高いサービスの提供を目指す考えを示した。
