2022.11.07

スクロール360、「物流代行サービス」で出荷自動化アプリ「シッピーノ」と連携 サブスク事業者の支援を強化

スクロールの子会社であるスクロール360は11月1日、「物流代行サービス」において、シッピーノが提供する出荷自動化アプリ「シッピーノ」との連携を開始した。バックオフィス業務を自動化し、大手ECモール・カートシステムでサブスクリプション(以下:サブスク)型販売を行うEC・通販事業者へのさらなる支援を実現する。

スクロール360の提供する「物流代行サービス」は、月間500件程の出荷規模から年商100億円以上のリピート通販企業まで幅広く対応。品質・コスト・スピードを追求し、大量出荷時の波動対応、複数拠点対応、煩雑な同梱チラシ作業対応など、One to Oneコミュニケーションを提供している。一般的にオプション業務とされていることが多い“同梱物対応”や“ギフトラッピング”にも標準対応し、最短で14日から導入できるプランも設けるなど、高い物流品質を短いリードタイムで提供する。

一方、シッピーノが提供する「シッピーノ」は、国内大手ECモールやカートシステムと倉庫サービスを繋ぐことで、出荷に関わる一連の業務を完全に自動化できるサービス。受注処理や出荷依頼を自動化するWEBアプリケーションで、初期設定のハードルが低いという特徴も備える。



このほど、両サービスは連携を開始した。これにより、「シッピーノ」の連携する国内の主要ECにおけるスクロール360からのスムーズな自動出荷、スクロール360のFTPサーバー上での在庫情報の更新による複数モール運営時の在庫同期自動化、サブスク型ECならではのカスタマイズ(販促物同梱、ギフトラッピング)、スクロール360の出荷実績データをもとにした購入者への出荷完了メールの自動送信に対応した。サービスの連携により、サブスク型のECバックオフィス業務における外注化・自動化・高品質化の容易な実現を可能にする。


▲スクロール360の物流代行のイメージ

近年、大手モール型ECでも定期購入の機能が実装されるなど、サブスク型の購買機能は需要が高まっている。サブスクは売上が安定しやすいという売り手のメリットを有するサービスだが、単発購入やサンプル品購入からサブスクへの引き上げ・定期購入の顧客維持に課題を抱える事業者も多い。こうした課題を解決するには、メールマーケティングなどのCRM施策に加え、高い物流品質とオリジナル梱包や商品同梱物を活用した顧客体験の向上が不可欠とされている。



スクロール360の「物流代行サービス」は、リピート通販の物流支援を得意領域とし、サブスク型ECの課題を解決できる物流ソリューションの1つだが、ECと倉庫現場の連携という面では導入へのさまざまなハードルを越える必要があった。そこでスクロール360は、「物流代行サービス」をサブスク型EC・通販事業者に手軽に利用してもらうため、導入のしやすさに定評がある「シッピーノ」との連携に至ったとしている。






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