2022.10.31

アスクル、フラッグシップセンター「ASKUL東京DC」の開所式を開催 BtoB事業の成長を支える東日本最先端

アスクルはBtoB事業を支える拠点を開設した

アスクルは10月26日、BtoB事業の成長を支える東日本最先端フラッグシップセンターとなる「ASKUL東京DC(ディストリビューションセンター)」の開所式を開催した。同センターは2022年11月に全面稼働の予定となっており、自社の知見や最新技術を用いた物流設備により高度自動化を推進する。

アスクルは、全国の顧客に当日・翌日配送を実現することを目指し、都市部を中心に全国9拠点に物流センターを構えている。2022年11月には、中期経営計画で掲げたBtoB事業の高い成長を支えるため、10拠点目となる「ASKUL東京DC」を新設する。これに先がけ10月26日には「ASKUL東京DC」開所式を開催した。

アスクルでは、人手不足解消と高い生産効率を実現するため、従来センターで培った知見や最新技術を用いた物流設備を導入し高度自動化を推進。「ASKUL東京DC」は、空間を有効活用する高密度設計、高生産性を実現する「シャトルシステム」の活用、首都圏へのスピーディな出荷を実現する好立地などの特徴を備える。

1つ目の特徴となる高密度設計は、限られた庫内の空間を最大限に活用するため、4階・5階部分を貫きワンフロアとしたうえ、最大の高さまでの自動倉庫を導入。庫内搬送にアスクル物流センターでは初となる「スパイラルコンベア」を導入するなど空間の使い方の工夫により実現した。賃借面積が近似である「ASKUL Logi PARK横浜」(以後:ALP横浜)との同面積あたりの比較では、保管効率1.5倍、在庫アイテム数は2.6倍を予定している。

生産性を高めるため、顧客の荷物を配送方面別に仕分ける工程に「シャトルシステム」を活用し、同一方面の荷物の重さ・大きさ順に連続で出庫する仕組みを導入した。これ「により、従来の積み付けの際に発生していた配送方面別の手仕分け作業や、荷物の重さ・大きさによる積み付けし直しなどの「やり直し」の作業が大幅に減少し、現場の運用性を大きく向上させる。「ALP横浜」との比較し、出荷能力は1.3倍、庫内費20%低減を実現する予定としている。

葛西臨海公園駅から徒歩圏かつ、首都高速湾岸線「葛西」ICが至近である立地により、首都圏へのスピーディな出荷と配送も実現した。近隣人口も多く、雇用環境にも恵まれた立地となる。さらに働くスタッフへ昼食を無償で提供するなど、健やかに働ける環境づくりに努めるとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事