2022.08.16

【インタビュー】タンスのゲン 橋爪裕和 常務取締役「2022年7月期は売上高243億円超 商品価格値上げも増収で着地」


商品開発を見直し


――今期(2023年7月期)の展望・注力点を。

前期と異なり、期初から原価高騰に直面する今期は、かなり厳しい戦いが予想される。そういった状況の中でも、お客さまに喜んでいただき、なおかつしっかりと利益を上げられる商品を開発していくことが大きな課題であり、注力点となる。

現状の商品ラインアップは、段階的な値上げにより開発当初想定していた価格帯から離れてしまっているものも多くある。

足元での商品企画については、現状の市場に則した価格で販売できるよう大幅な見直しを行っている。デジタルツールを活用しての現地とのコミュニケーション強化など、海外の製造拠点との連携も深め、この難局に立ち向かっていきたい。

変化が激しい1年になるだろうが、当社の強みである商品力をさらに磨き込み、増収増益を目指していく。


7月にEC20周年


――7月15日にはEC創業20周年を迎えた。

20年間でこれだけの規模に成長できるとは想像していなかった。20年間さまざまな難題もあったが、目標達成に向け、スタッフ一丸で最後まで諦めず、がむしゃらに取り組んできた結果の積み重ねで今があると捉えている。

これからの20年は今まで行ってきたことを踏襲しつつ、さらなる進化が求められる。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、お客さまに買い物をより楽しんでいただけるような、新しい顧客体験をオンラインで生み出していく。自社アプリやSNSなど、お客さまとより近い場所での顧客接点拡充は、今後ますます重要な要素となってくるだろう。

今まで通りがむしゃらに挑戦を続け、お客さまに愛される企業を目指すとともに、地元である福岡県・大川市の発展にも寄与していきたい。




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