GMOメイクショップは5月17日、EC向け物流代行プラン「MakeShopロジ」において、常温、定温、冷蔵、冷凍の4温度帯に対応するサービスを開始した。食品やワインなどの飲料、化粧品や工業用部品など、温度変化により品質に影響を及ぼす商品の入荷・検品作業から、1坪からの少量保管、出荷までを低コストで代行可能となった。「MakeShop」を利用する事業者の事業拡大に加え、温度管理の煩雑さからEC開設を見合わせていた事業者の支援体制を強化する。
GMOメイクショップは2004年、低コストで本格的なネットショップを構築できるASPサービス「MakeShop」の提供を開始し、2012年以降は10年連続で年間流通額においてASP業界1位を獲得している。ECの構築支援にとどまらずEC事業の成功をトータルサポートするため、2019年にはECサイトの制作から戦略構築、顧客対応や物流までEC運営に関わる業務をワンストップで代行する「EC運営代行 byGMO」の提供を開始した。
運営代行によるトータルサポートを進めていく中で、商品の保管や出荷業務など、特にリソースが必要な物流の部分だけを代行してほしいという声が多く寄せられたという。要望を受け、2021年に「MakeShop」を利用してECサイトを運営しいる事業者専用の物流代行プラン「MakeShopロジ」の提供を開始している。
「MakeShopロジ」の導入検討企業から、温度管理が必要な商品の対応に関する要望が寄せられる機会が増えていた。そこで同社は、これまで「MakeShopロジ」で対応していた常温の物流代行に加え、新たに定温、冷蔵、冷凍にも対応し、4温度帯の物流代行を開始することにした。
「MakeShopロジ」の月額基本料は3万円。スペース利用料（月/坪）は常温が3300円、定温が5000円、冷蔵が6600円、冷凍が8800円となっている。出荷料は1出荷当たり400円～、梱包作業料は1出荷当たり300円、入荷作業料は1点13円となっている（すべて税別）。
「MakeShopロジ」https://www.fulloutsourcing.jp/logistics/
