2022.01.20

ニトリHD、第3四半期の通販事業は増収継続 売上高微増の528億円

「STAFF START」を活用したコンテンツ投稿を開始

ニトリホールディングス(HD)の2021年3-11月期(第3四半期)における国内通販売上高は、前年同期比0.4%増の528億円だった。コロナ禍の影響で実店舗の売り上げが減収する中、ECを主体とする通販事業は増収を維持した。
 
自社サイトである「ニトリネット」を軸に、EC事業が順調に推移した。大型家具やEC限定商品の販売が増収につながっている。「ニトリ事業」における通販売上高の構成比率は、同0.7ポイント増の10.4%に伸長した。
 
2021年11月に「STAFF START(スタッフスタート)」を導入するなど、「ニトリネット」の機能拡張を続けている。店舗スタッフによるコーディネート例の投稿など、「STAFF START」を活用したコンテンツ投稿を通じ、サイトの情報性や利便性を高めていく。

OMO推進に向けた主要指標として掲げるスマホアプリの会員数は、2021年11月末時点で1220万人に達した。会員数は今期中に1300万人、2025年までに2500万人へと拡大する計画だ。
 
実店舗などを含む全体の連結売上高は、前年同期比12.2%増の6061億5900万円だった。前年度に連結子会社化した島忠の業績を反映したことが増収要因となっている。
 
営業利益は同8.9%減の1079億6800万円、経常利益は同7.7%減の1104億8000万円、四半期純利益は同1.3%減の757億4000万円だった。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事