2021.12.15

クラシル、2021年の「食トレンド」分析結果を発表 コロナ禍2年目、自炊の定着が顕著

delyは12月14日、国内No.1のレシピ動画サービス「クラシル」の検索キーワードをもとに、食のトレンド分析した結果を発表した。コロナ禍による巣ごもりのため、自炊が定着。料理頻度が増えた結果、「レパートリー」のニーズや「ヘルシー」「時短」を意識する層も増えたという。

コロナ禍の外出自粛要請に伴い、家庭では料理の負担が増加し、「クラシル」の利用者数も急伸した。スマホアプリのダウンロード数は3300万を突破した。「クラシル」内の検索数は、2020年比で120%になった。



2021年の検索結果から、3つの注目キーワードを選出した。1つ目のキーワードは「レパートリー」。特別な調味料を用いるのではなく、日常使いする、常備調味料を用いたアレンジレシピの検索が伸びた。「こしょう」を使用した「ホットプレートでビーフのペッパー風味ライス」は昨年比350%、味の調整がしやすい「ケチャップ」を使用した「豚こまでポークチャップ プレート」は同330%となった。



2つ目のキーワードは「ヘルシー」。2020年に引き続き大人気の「オートミール」「鶏むね肉」「豆腐」の検索数が伸びた。「コロナ太り」を気にする層を中心に、2020年に一躍トレンド食材になった「オートミール」が、より検索を伸ばした。「オートミールとチョコレートのスコーン」は同2830%、ボリュームのある「オートミールの煮込みハンバーグ」は同3750%と大きく伸長した。「ヘルシー」食材の代名詞でもある鶏むね肉や豆腐のレシピも、引き続き人気になっている。



3つ目のキーワードは「時短」。出社や登校が再開されたことにより、「お弁当の準備」や「帰宅してからの夕食作り」も始まっている。その影響で、より早く・簡単に作ることができる「時短」レシピが人気を集めた。「下味冷凍」や「作り置き」の検索数が上昇し、また、海外のレシピでも「揉むだけでできる」「フライパンひとつで作れる」など、「簡単に作れる」レシピが特に人気だった。「揉むだけ簡単 甘辛ヤンニョムチキン」は同260%に伸長している。





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