2021.12.14

「北欧、暮らしの道具店」、2年ぶり3作目のドラマ 「スーツケース・ジャーニー」公開 在原みゆ紀が主演


人気モデルの在原みゆ紀さんが主役


主人公の小谷栞(こたに しおり)を演じたのは、人気モデルとして数々の雑誌で活躍し「Netflix × Beams」など話題の広告、マカロニえんぴつの最新曲「なんでもないよ、」MVに出演中する在原みゆ紀さん。栞が滞在先で出会う淑女役に「Shall We ダンス?」で第20回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、2021年前期NHKテレビ小説「おかえりモネ」への出演も話題となった草村礼子さん。栞が立ち寄るバーのバーテンダー役に、国内インディーズ映画祭にて数々の賞を受賞した短編映画「はりこみ」で主演を務めた鳥谷宏之さんが脇を固めている。


主役を務めた在原みゆ紀さん

音楽は、映画「ロマンスドール」(2020 監督:タナダユキ)、「空白」(2021年 監督:吉田恵輔)など、数々の映画音楽を手がけ、第34回東京国際映画祭コンペティション部門で審査員をつとめた世武裕子さんが全編で担当した。撮影は、あいみょん、BUMP OF CHIKENなど数々のアーティストのMVやCM等で活躍中の三代史子さん、脚本は「北欧、暮らしの道具店」でも人気連載執筆中の小説家・土門蘭さんが担当した。今回がドラマ初監督となる大釜友美監督、エグゼクティブプロデューサーの「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子さんなど、女性を中心とした制作陣で挑みんだ作品となる。

新たな制作チームとの取り組みとなった本作について、「北欧、暮らしの道具店」では今後も様々な制作陣とタッグを組みながらも、一貫した世界観でオリジナルドラマを作ることで、独自の映像レーベルのような存在を目指しているとし、その歩みを進める取り組みとなると述べた。

主演の在原みゆ紀さんは、同作出演にあたり、「私は、栞を一言で表すと『べき人間』だと思っています。私自身も『べき人間』なんです。何もする時も『こうであるべき、こうするべき』が行動より先駆してしまいます。そんな栞が大好きな本の大好きなフレーズに後押しされながら、初めてのことにチャレンジしていく姿を演じて、私自身も成長したように思います。それと共に、旅が気づかせてくれる日々のちょっとした幸せや、本が自分のこころにそっと寄り添ってくれる温かさを演じていて感じました。栞を通じてたくさんの人が、しあわせな気持ちになってくれたら嬉しいです。そして世の中が落ち着いたら、お気に入りの本と共に旅にでようかな?と思うきっかけにもなったら嬉しいです」とコメントした。

エグゼクティブプロデューサーの佐藤友子さんは、「『まだ別のドラマつくってたの?』と驚いてくださる方がいたら嬉しいです。『はい、つくっていたんです』そして『これからもつくっていこうとしています』と元気に答えたいです」と話す。

「映画『青葉家のテーブル』はゴールではなく、物語を通じてでしかお客さまと共有できないかもしれない「なにか」のために新しい、そして引き続き私たちらしいと感じていただける作品をつくり続けることをしたいと思ってきました。『スーツケース・ジャーニー』の原型となるアイデアは、まさか世の中にこのような大きな変化が起きるとは知らなかった頃に思いついたものでした。でも今となり奇遇にも『ひとり旅』をテーマとしたこのドラマが、行動範囲の変化によって様々なフラストレーションを抱えてきたはずの多くの人の心をささやかにでも癒したり、ほかの誰かと自分を比べて疲れてしまった日に見返してもらえたり、育児や仕事など自分の役割を精一杯果たすために『今は』なかなかひとり旅が叶わないかもしれない人にとっての擬似トリップのような作品となることを願っています。そして20代だった頃に梨木香歩さん著の『西の魔女が死んだ』と出会い、小説に登場する数々の言葉に救われ、元気づけられてきた私は、ドラマをつくるにあたりこの小説との関わりをつくれたことを心の底から嬉しく思います」とコメントした。



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