2021.10.21

オイシックス・ラ・大地、フードロス削減を強化 「もったいないマーケット」を常設

記者発表する髙島宏平社長

オイシックス・ラ・大地は、フードロス削減の強化に乗り出す。10月21日に、規格外品や、急な出荷停止で行き場を失った食材を販売するコーナー「Oisix もったいないマーケット」を開始する。当初は50品目を販売し、順次増やす考えだ。
 
オイシックス・ラ・大地では、規格外品や端材などの販売を、ミールキットなどを通じて販売してきた。「♯名前をつけたら食材になりました」をコンセプトに、会員から好評だったこともあり、コーナーとして常設化する。これまで捨てられていた食材に名前を付けて見える化し、新たな価値を提供する。
 


「Oisix もったいないマーケット」を開始

10月15日に開催した記者発表会で、高島宏平社長は「『食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決する』という理念を掲げており、フードロスを正面から取り組んでいる。今後はフードロスに取り組まない企業は小売業として必要とされなくなる」と説明。その上で、

「普及に向けては適正な値付けが重要になる。日本は捨てることに対するコストが安すぎる。できるだけ価値を伝え、価値を作るため必要なことを実施していきたい」と話した。
 
発表会ではフードロス対策として、同社が実施する配送時の排出ガス削減などグリーンシフト五つの施策を説明。「Oisix」は、家庭ごみの3分の1に削減できる「Kit Oisix」の販売や酪農家を支援する牛乳販売支援や外食業の支援販売、余剰となった食材の販売、今年7月から開始した「アップサイクル」などフードロスの取り組みを紹介した。




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