2021.10.08

Amazon、東京と千葉に新しい物流拠点を開設 商品保管能力が10%超拡大

Amazonはこのほど、物流拠点であるフルフィルメントセンターを東京都青梅市(9月22日稼働開始)と千葉県流山市(10月13日)に開設する。物流拠点を拡充し、より幅広い商品の品揃え、より迅速な商品の配送の実現を図る。

Amazonは9月22日、「アマゾン青梅フルフィルメントセンター」の稼働を開始した。東京都青梅市に位置する同センターは、延べ床面積は6万7518㎡ある。さらに、10月13日には、「アマゾン流山フルフィルメントセンター」の稼働を開始する。千葉県流山市に位置する同センターは、延べ床面積は11万9959㎡となる。


「アマゾン青梅フルフィルメントセンター」


「アマゾン流山フルフィルメントセンター」

2つのフルフィルメントセンターの新設により、国内のフルフィルメントセンターは合計20カ所以上、商品保管能力は10%以上増え、計1500万立方フィート以上となった。ホリデーシーズンに向けて、数千以上の販売事業者が日本全国のより多くの消費者へ商品を届けることができるとしている。

新たなフルフィルメントセンター開設により、あらゆる背景を持つ人々、特に地域の人々に、多様な雇用機会を創出する。様々な働き方でAmazonの物流ネットワークにおけるあらゆる役割を担ってもらうとし、研修やスキルアップの機会を通じて学習し、成長する機会も提供するとしている。

新たに開設するフルフィルメントセンターは、「Amazon Robotics(AR)」、高度な技術、自動化機能を搭載しており、これらの革新的な技術により効率性を高め、注文の処理を迅速に行い、商品をトラックに素早く積み込み、迅速な配送を実現する。今回の物流拠点の拡充により、これまで以上に幅広い商品の品揃えを提供し、消費者により迅速に商品を配送できる体制を強化するとしている。

今回のフルフィルメントセンター開設にあたり、アマゾンジャパン FC事業統括本部長 島谷恒平氏は、「東京と千葉はAmazonにとって重要な地域です。物流拠点の拡充、テクノロジーへの重点的な投資は、Amazonの地域社会活性化へのコミットメントを表します。今回の新しいFCの開設で、数千人規模の雇用機会が創出されることを楽しみにしております。拡充により、販売事業者の方々にとってもAmazonのフルフィルメントサービスをより身近に利用できるようになり、お客様への距離と時間が担保されます。また、Amazonでは、お客様のために常に技術革新を続けており、世界中の拠点でオペレーションやフルフィルメントに関する考案を常に模索しています」とコメントした。



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