2021.10.05

アマゾンジャパン 、ヤマト運輸と特別配送料金プラン提供 Amazon「マケプレプライム」の自社出荷対応で

マーケットプレイス配送サービスの料金体系

アマゾンジャパンは10月5日、ヤマト運輸と提携し、アマゾンマーケットプレイス出品事業者で自社出荷を行う事業者に対して、特別運賃で出荷・配送できるプランを提供すると発表した。特別プランでは、前月の利用箱数に応じて料金が決まる。60サイズの商品を1箱436円で配送できるケースもある。2021年12月末までの提供開始を目指すとしている。

アマゾンジャパンがヤマト運輸と提携して提供する「マーケットプレイス配送サービス」は、宅急便、宅急便コンパクト、ネコポスの3種類について、特別運賃を設定している。契約した事業者の前月の利用箱数が多ければ多いほど、1個当たりの運賃が安くなる仕組みだ。

アマゾンでは、アマゾンの物流代行サービス「フルフィルメントbyAmazon(FBA)」の利用を推奨している。「マーケットプレイス配送サービス」は、FBAを利用できない事業者が、自社出荷を採用しつつ、Amazon上でプライムマークを付けられる「マケプレプライム」に対応できるように設定されたプランだ。

アマゾンジャパンでは7月、「マケプレプライム」を行う要件に、「土日出荷対応」「配送時間指標の目標値達成」加えるなど、要件を厳格化していた。アマゾンジャパンセラーサービス事業本部の長妻玲子事業本部長によると、「マケプレプライム」について、出品事業者から、「要件が厳格で対応できない」という声が多く寄せられていたという。自社出荷でも要件に対応できるよう、ヤマト運輸と特別なプランを提供するに至ったとしている。



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