2021.02.06

トウ・キユーピー、花粉・ホコリケアの機能性表示食品「ディアレ」好調 売上は予想比30%増の1億3000万円

機能性表示食品 ディアレ

食品メーカー大手のキユーピーの子会社トウ・キユーピーはこのほど、花粉やホコリケアの機能性表示食品「ディアレ」について、2020年11月期中の売り上げが1億3000万円だったことを明らかにした。「ディアレ」は、メーカーのキユーピーだけが届け出を受理された実績を持つ機能性関与成分「酢酸菌GK-1」を含有している。トウ・キユーピーでは、同成分を原料供給する用意もあるとしている。

「ディアレ」は、2020年1月に発売した。機能性関与成分として、「酢酸菌GK-1」と「GABA(ギャバ)」の二つを配合している。「酢酸菌GK-1は、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されている」と機能性を表示している。「GABA」については、「仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を軽減する」と機能を表示している。

トウ・キユーピーによると、「ディアレ」の2020年11月期中の売上高は約1億3000万円だった。期初に予想した売り上げを30%上回ったという。トウ・キユーピーでは当初、花粉症対策の需要がある1~3月に、「ディアレ」の需要があると予想していたが、4月以降も定期購入を継続する顧客が多かったという。「ディアレ」の定期購入の顧客のうち、1年間購入を継続すると見込んでいる人の割合は約25%に上る。

現在は、「ディアレ」の広告出稿をオフライン主体で展開しているため、シニア層の利用が多いという。トウ・キユーピーでは今後、より若い世代へのリーチを図り、EC化率を高めたい考えだ。2021年11月期の「ディアレ」の売り上げとして、前期比2倍の2億6000万円を見込んでいるという。

「酢酸菌GK-1」の原料供給についても、2021年11月期中に開始する予定だとしている。

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