2020.12.07

メルカリ、ブックオフやカジタクと「捨てない大掃除プラン」を提供 片付け代行と出品・買取をセットで

メルカリとブックオフコーポレーション、イオングループの家事支援サービス「カジタク」を展開するアクティアは12月7日、3社で連携し、年末の大掃除シーズンに合わせたサービス「捨てない大掃除プラン」の提供を開始した。循環社会の実現に向け、新しい大掃除の在り方を提案する。

「捨てない大掃除プラン」は、カジタクが提供するプロの整理収納サービス「片付け名人プラン」に、利用者の要望をヒアリングしての片づけサポートと、片付け中に物の要・不要の仕分けを行い、その過程で出た不用品をフリマアプリ「メルカリ」への出品、もしくはブックオフ宅配買取をするための指南・サポートが付帯したサービス。提供期間は、2021年1月31日までで、利用料金は基本料金が1万9800円(2時間/作業員2名/税抜)。提供エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・大阪府。


片付けサポートでメルカリ出品やブックオフの買取を提案

2020年は、SDGs推進やエシカル・サステナブルなど、持続可能な消費について社会的な関心が高まる1年となった。一方で大掃除シーズンにあたる年末年始の在宅時間が伸び、片付け・掃除にかける時間が増えることで、ゴミとして処分される不要品の増加が予測される。

メルカリが実施した調査では、大掃除時期、不要品の処分方法は「ゴミに出す」と答えた人が88.9%となったほか、全国の不要品の推定価値は37兆円(1世帯あたり70万円)と言われ、まだ使えるモノが家に眠っている・捨てられてしまっている現状があるという。また、ブックオフの宅配買取件数は、2020年4月の緊急事態宣言発令以降前年比107%となり、在宅時間の伸長により不要品の処分ニーズが高まっていることが窺えるとしている。さらにカジタクでは、在宅時間の伸長から、家のモノを片付けたい・処分したいという声が寄せられており、「お片付けプラン」の受注件数も前年度と比べて堅調に推移しているという。

このような状況に対し、循環型社会の実現に向け、二次流通企業であるメルカリとブックオフ、家事代行を手がけるアクティアの3社が連携し、新しい大掃除のあり方を社会へ提案する「捨てない大掃除プラン」の提供に至ったとしている。

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