2020.11.14

ナルミヤ・インターナショナル、中間期のEC売上は48%増 EC化率倍増

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ベビー・子ども服の企画販売を行っているナルミヤ・インターナショナルは、2020年6―8月期(第2四半期)のEC化率が前年同期比で約2倍に増加した。2020年3―8月期のEC売上高は、前年同期比48%増の37億5900万円になったという。コロナの影響で、EC利用者が大幅に増えたとしている。

同社では、自社の公式オンラインショップ「NARUMIYA ONLINE」を運営している。ECモール「ZOZOTOWN」にも出店している。

同社の2020年6―8月期のEC化率は、前年同期比で約2倍の31.8%だった。2年前からサイトのシステムを変更、物流体制の拡充にも力を入れ始めたという。EC化率が高まっても対応できるよう、準備を進めていたとしている。そのため、今回コロナ禍で急激にEC化率が高まっても、十分に対応できたのだという。

「サイトを利用するお客さまの満足度を高めることに注力している」(常務執行役員・経営企画室室長 国京紘宇氏)と話す。

サイトの視認性・利便性を高めるため、2018年8月にサイトリニューアルを行った。夏頃からは、サイトにチャット接客も導入した。サイトで注文・決済した商品を、同社の全国の店舗で、送料無料で受け取れるサービス「オンライン注文・店舗受け取りサービス」も提供している。

サイトでは、同社が取り扱っている、20を超える多様なブランドから、商品を選ぶことが可能。最も人気の高いブランドは、「petit main」だという。


「petit main」のインスタグラム

商品のプロモーションは、SNSなどを使って行っている。「petit main」のインスタグラムのフォロワー数は約30万人。インスタグラムからサイトに流入する顧客も多いという。

同社の実店舗は、他のアパレル店舗と同様に、緊急事態宣言や外出自粛などの影響を受け、苦戦を強いられている。一方で、EC事業は好調を極めており、2020年3―8月期の売上高は、前年同期比48%増の37億5900万円になったという。実店舗の余剰在庫をEC用に活用したり、オンラインセールを積極的に開催したりしたことが、ECの成長に拍車をかけたという。


「NARUMIYA ONLINE」
https://www.narumiya-online.jp/shop/default.aspx

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