2020.11.11

アリババ「独身の日」セール、10日間で昨年超えの流通総額5.8兆円 途中経過で日本は9位に

11月11日午前0時30分の時点で3723億元を突破

中国EC最大手のアリババグループは11月11日、同1日からECモール「天猫」などで開催している「独身の日(ダブルイレブン)」セールの流通総額が同11日午前0時30分の時点で3723億元(約5.8兆円)を超えたと発表した。昨年の2684億元をすでに上回っており、まだまだ伸びる見通しだ。これまでセール期間は11月11日のみとしていたが(予約販売は事前に実施)、今回は1日からセール販売を開始しており、流通総額拡大につながった。

「独身の日」はシングルを意味する「1」が並ぶことから、独身者が自分のための買い物をする日として知られていた。アリババグループが「独身の日」にセールを開始したことから、中国全土で大規模セールを実施する日として定着している。アリババグループの「独身の日」セールは今年で12回目。年々、流通総額を伸ばしており、EC市場の巨大商戦となっている。

アリババグループが発表した11月11日午前0時30分までのピーク時における注文数は、1秒あたり58万3000件だった。同日、午前1時52分に発表した越境EC(中国外)売上高を国別にみると、1位が米国、2位がロシア、3位がフランスとなった。昨年、1位だった日本は9位にとどまっている。

【越境EC国別売上ランキング】

11月11日午前1時52分時点

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