2020.08.21

ECがけん引、通販市場は8.8兆円市場へ 日本通信販売協会が「2019年度通販市場売上高調査」の速報値を公開

日本通信販売協会は8月20日、2019年度の通信販売市場の売上高について実施した調査の速報値を公開した。2019年度の通販の売上高は、前年比8.2%増の8兆8500億円となり、金額ベースでは前年に比べ6700億円の増加となった。

通信販売市場の売上高は、マイナス成長を記録した1998年度以来、21年連続して増加傾向が続き、直近10年の平均成長率は7.5%と10年前に比べて約2倍の規模に拡大している。通販市場の傾向として、BtoBやモール系が堅調であること、商材では家電系や趣味・娯楽系が好調であることを挙げている。

このほど公開した速報値は、会員情報に加えて、同協会会員428社(調査時点)を対象に実施した「第38回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員375社の売上を加えて算出したもの。調査期間は2020年7月1日~8月19日で、推計値は衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心だという。

同調査の詳細は、商品別や媒体別などを分析したレポート「第38回通信販売企業実態調査報告書」として、11月に刊行予定としている。

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