2024.09.24

米国のスポーツアパレル「NUTMEG」復刻 商品の全画面表示でCVR2.4倍、ROAS3.7倍

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ハワードは今年4月、スポーツアパレルブランド「NUTMEG」のECサイトを開設した。ブランドのコンセプトである、カレッジやスポーツの表現にこだわるためにECサイトの画像を全画面表示にしている。広告からの顧客獲得を促進し、認知度を高めたい考えだ。

「NUTMEG」は1980年代初頭に米国で誕生したスポーツライセンスアパレル。米国での製造販売は終了したが、2022年に日本で復刻した。

同社では集客とブランドの認知度向上に注力している。ブランドのテイストやコンセプトをしっかりと表現するため、ECサイトでは商品やモデル着用画像を全画面に表示し、細部までを見せている。


▲ECサイトでは商品やモデル着用画像を全画面

通常の商品画像と比較して、全画面で表示した商品のCVR(転換率)は約2.4倍、ROAS(広告の費用対効果)は約3.7倍となっている。

「ブランドのメインターゲットとなる20~30代男性は、復刻前の『NUTMEG』を知らない層だ。まずはビジュアルから興味を持ってもらいたい」(第二事業部 五十嵐竜二氏)と話した。

春夏シーズンでは、海外の大学らしい背景のモデル着用画像を多く掲載した。秋冬シーズンでは、屋外のロケ撮影も行い、よりスポーツの雰囲気を表現したモデル着用画像を公開する予定だという。

「春夏はやや重厚な雰囲気だった。次はカレッジやスポーツのコンセプトを直接表現することで、より気楽に着こなせるような提案をしていく。かっこよさだけでなく身近さも感じてもらいたい。女性モデルも起用したため、ユニセックスの着用も想定している」(同)と引き続きビジュアルにこだわる方針だ。

若年層の獲得に向けて、今年5月には大学生の集まるイベントの協賛も実施した。

「今はブランドを知ってもらうフェーズにいる。オンライン施策だけではなく、リアルの学生を巻き込んだ取り組みもしていきたい」(同)と話した。

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