楽天モバイルは6月27日、「プラチナバンド」とも呼ばれる700MHz帯において、商用サービスを開始したと発表した。自社基地局によるプラチナバンド展開の順次拡大を図る。
楽天モバイルはこのほど、総務省より2023年10月に認定を受けた「プラチナバンド」（700MHz帯）での商用サービスを開始した。1.7GHz帯において全国に展開するOpen RAN対応の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク構築の知見を生かすことで、700MHz帯においても迅速に商用サービスの開始を実現した。
今後、残されたカバレッジホールを優先して自社基地局によるプラチナバンドの展開を関東から順次開始し、拡大していく予定としている。
楽天モバイルでは、700MHz帯の基地局展開に加えて、共用帯域における衛星通信との干渉調整条件の緩和により、関東地方における楽天回線5G（Sub6）エリアを2024年内に同年1月比で最大1.6倍まで順次拡大する取り組みを進めている。
この取り組みに加え、全国における5G（Sub6）基地局のソフトウェア・アップグレードにより、5Gの通信速度・安定性の大幅な向上が可能となるほか、基地局のパラメータ最適化によって4G・5G間のよりスムーズな切り替えが可能になる。
パートナーの協力によるローミング回線エリアの拡大・最適化や、地下鉄・鉄道（駅間）・鉄道トンネル・地下街等における共用基地局の整備の推進、自社基地局（4G・5G）の継続的な拡充など、さまざまな施策を組み合わせることで、通信品質のさらなる向上に向けた取り組みを推進する。
「プラチナバンド」での商用サービス開始を記念し、6月27日～7月16日の期間、「プラチナバンド始動＆700万回線突破記念」キャンペーンを実施する。楽天モバイル公式Xアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリポストした人を対象に、抽選で77名に楽天ポイント7777ポイントをプレゼントする。
楽天モバイルは今後も、高品質な通信環境の実現と顧客満足度の最大化に向けて、継続的に取り組んでいく考えを示した。
