2024.06.07

「京都きもの京小町」のマルヒサ、米国での販路を支援 9月のLA展示会ツアーに10社を募集

米国で開催している展示会の様子

着物のEC「京都きもの京小町」を運営するマルヒサは5月29日、日本企業の、米国での商品販売を支援するプロジェクトを開始した。同社が運営している、米アマゾンや米イーベイのショップで、他社の商品を販売する。出品や物流、広告運用のサポートも行うという。展示会などでの、リアルのマーケティングも支援する。9月には、ロサンゼルスで展示会を開催する予定だ。10社を上限に、展示会に参加したい企業の募集も行っている。
 
マルヒサではこれまで、米国で、着物のECや展示会販売を行ってきたという。日本国内で米国のECを運営する「越境EC」ではなく、現地に商品を在庫し、現地のスタッフがECを運営する「現地EC」の手法で展開しているというのだという。
 
村井洋仁社長によると、2024年4月度は、円安などの影響もあり、これまでの3~4倍のペースで着物が売れたそうだ。
 
マルヒサでは、これまで蓄積してきた、米国での、EC運営のノウハウと、展示会販売のノウハウを武器に、日本企業が米国に進出する手助けを行うサービスを開始した。将来的に日本の市場が縮小すると考えている企業に対して、米国での成功体験を共有していくのが狙いという。
 
参加企業が、米国の販売の情報を蓄積した後は、日本でインバウンド向けにマーケティングを行ってもらうことなども構想しているとしている。
 
マルヒサのプロジェクトには現在、20社の企業が名乗りを上げているという。年内には50社を集めたい考えだ。100社の企業が集まれば、日本企業だけの展示会を米国内で開催する計画もあるという。


プロジェクトの詳細は下記へ

TEL:0753441620



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