2024.05.14

コンタクトセンターのアイ・エヌ・ジー・ドットコム、Instagramライブ分析のTailor Appが業務提携

コンタクトセンター事業などを展開するアイ・エヌ・ジー・ドットコムと、Instagramライブ分析・DM自動送信SaaS「sns force」を展開するTailor Appは4月1日、業務提携契約を締結した。双方の強みをかけ合わせ、相乗効果で消費行動を促進し、金融、不動産、教育サービス等の高額商材へのマーケティング領域拡大を目指す。

アイ・エヌ・ジー・ドットコムは、CX(顧客体験価値)向上のためのコンタクトセンターサービスを中心に、多くの民間企業や自治体などからBPO業務を受託。民間企業では、通販・EC業界からの依頼が多く、電話に加え、メールやLINE、チャットでの顧客対応など、アナログとデジタルを組み合わせたサービスを提供している。2020年には産経新聞社と合弁会社を設立し、マーケティングリサーチのサービスを拡大している。

一方、Tailor Appは、ライブコマースコンサルティングを中心としたSNS・WEBマーケティング支援を展開。自開発したInstagramライブ分析・DM自動送信SaaS「sns force」は、1分毎の視聴者数推移やコメントデータを取得でき、視聴者の反響や感情を可視化することで、定量・定性面での分析を可能にする。さらにコメントをトリガーとして視聴者にDMを自動送信し、購買導線を構築する機能も備える。

このほど、アイ・エヌ・ジー・ドットコムとTailor Appは、業務提携契約を締結した。本提携により、ライブ配信とコンタクトセンターの強みをかけ合わせ、相乗効果で消費行動を促進する。一方通行のテレビショッピングにライブを組み合わせることで、購入前の体験の提供や、顧客の年齢層の拡大などを目指す。



ライブコマースにコンタクトセンターを組み合わせ、国内におけるライブコマースの領域の拡大も図る。これまでオンラインではコンバージョンが難しかった金融や保険、不動産、教育サービスといった高額商品において、コンタクトセンターのオペレーターによる対話や、チャットによるコミュニケーション(接客)を加えることで、顧客の商品理解を深め、安心感を醸成し、購買につなげていくとしている。

さらに視聴者数データやコメントデータを取得が可能なTailor Appの「sns forse」を用い、ライブで顧客とコミュニケーションを図り、そこで得たインプレッションデータを元に顧客のニーズから商品開発に繋げるなどの展開も予定している。



ライブコマースとショート動画広告を組み合わせ、ショート動画広告からの顧客獲得には、複数チャネルで対応するオリジナルサービス「bRainmaker(ブレインメーカー)」は、ライブコマース配信後にライブコマースで得たデータとクリエイティブを活用し、ショート動画広告を配信。専用コールセンターも設置することで、顧客の問合せにも迅速かつ丁寧に対応でき、幅広い層からの受注が期待できる。ショート動画配信後の費用は主に成果報酬型となるため、クライアントの負担を軽減できるという特徴も備える。




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