応援購入サービス「Makuake（マクアケ）」を運営するマクアケは4月26日、2023年10月〜2024年3月におけるトレンドレポートを発表した。生成AIを活用したサービスや「スペパ（スペースパフォーマンス）」の波を捉えた省スペース・多機能なアイテムが人気であることが分かった。
「Makuakeトレンド」は指定期間中にサポーターからの応援購入受け付けを終了したプロジェクトのデータを分析し、ヒット商品のポイントをまとめて提供するトレンドレポートのこと。レポートでは、「応援購入総額」「応援購入件数」「成長ジャンル」などの切り口でプロジェクトに関連するデータを集計した。ランキングとして掲載するとともに、上位プロジェクトから読み解いたトレンドを紹介している。
今回のレポートでは、主に①台頭する生成AIを活用した最新テクノロジーに強い興味関心②省スペース、多機能などより快適な生活を送るための家電が根強い人気③ファンの声から生まれた「ヒット商品のアップデート」に人気が集中ーーしていることが明らかになった。
生成AIでは、ChatGPTと連携した要約機能付きのAIボイスレコーダーのプロジェクトは1万1000人超のサポーターが集まった。家電においては、同じ機能なら「よりコンパクトに」同じ大きさなら「より多機能に」というニーズが顕在化しているという。ファンの声から生まれた商品も人気だ。「もっとこうなると良い」「このようなバージョンもあったらうれしい」となどのファンの要望に真摯（しんし）に向き合うことで生まれるアップデートは、ファンの声が届いた証として受け止められている。
マクアケは今後も10年以上に渡るプラットフォーム運営で蓄えられた、新しいものやサービスに関するデータの活用を一層強化していく。新商品や新サービスを生み出す実行者の挑戦をさらに後押しすることで、ビジョンに掲げる「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」を目指していく方針だ。
