AIビジネスメッセンジャーの「チャネルトーク」を展開するChannel Corporationと、デジタルマーケティングプラットフォーム「dotdigital」を運営するDotdigitalは、データ連携に関する業務提携を開始した。深い顧客理解を可能にし、顧客1人ひとりに合った施策の発見と実行を支援する。
Channel Corporationは、CRMを基盤としたAll-in-one AIビジネスメッセンジャーとして、チャット、メール、SNS、電話機能など様々なコミュニケーションツールと連携・統合し、オンラインの顧客に対してオフライン同様の質の高いリアルタイムコミュニケーションを可能にする「チャネルトーク」を提供している。
一方、Dotdigitalは、マーケター向けのオールインワンのカスタマーエクスペリエンス＆データプラットフォーム（CXDP）として、一元化されたデータハブを構築。接続されたデータを通じて顧客の行動や意図、好みのチャネルなどの情報を提供することで深い顧客理解を支援し、顧客ロイヤリティ構築に貢献する「dotdigital」を提供している。
このほど両社は、データ連携に関する業務提携を開始した。本提携により、「チャネルトーク」上で取得したパーソナルカラーや骨格タイプなどのパーソナルデータや、問い合わせ対応・オンライン接客で得た趣味嗜好などを含むCRMデータを「dotdigital」と連携することで、分析に基づき深い顧客理解を可能にし、顧客1人ひとりに合った施策の発見と実行を支援する。事業者は、エンドユーザーに対してより高度でパーソナライズされた顧客体験の提供が可能になる。
顧客のデータをもとに趣味嗜好をより理解することで、自然なコミュニケーションを実現し、「最高の購買体験だった」「自分を認識してサポートしてくれた」といった顧客の感情を大切にすることで、各事業者の持続的成長を支援する。
本取り組みにあたり、Dotdigita l日本代表 上崎理会子氏は、「マーケティングが高度化しアジェンダが多岐にわたることで、マーケターの業務も年々煩雑化しています。『Dotdigital』はこれまでオールインワンプラットフォームとして、Salesforce、Shopify、Adobeなどの主要なツールと連携し、一元管理を担うことで、マーケターがよりクリエイティブな業務にリソースを割けるよう支援して参りました。今回のチャネルトークとの提携によってさらに強力な支援ができることを嬉しく思います。Dotdigitalでは「3つの合った」（『①合ったお客様に』『②合ったタイミングで』「③合ったコンテンツやメッセージをお届けする」）を推奨しています。そのさらなる推進に向けて、これからも努めて参ります」とコメントした。
チャネルトーク 日本CEO 玉川葉氏は、「昨年11月のZapierとのAPI連携、本年1月のAI搭載電話機能、3月のミーティング機能『ビデオMee』と『ボイスMeet』に続き、強力なパートナーシップを発表できたことを大変嬉しく思います。昨今、特にEC業界においてはOMO（Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの統合）の概念が浸透しつつあり、オフラインと同等以上のオンライン顧客体験が求められています。チャネルトークの担うコミュニケーション領域の定性データを、『dotdigital』を通じて定量化することで、“顧客理解と数字の化学反応”が起こせることを楽しみにしています」と述べた。
