2024.03.28

ストリーム、EC売上9.4%減 消費マインドの低下が減収に影響

家電ECのストリームの2024年1月期におけるネット通販売上高は、前期比9.4%減の262億3200万円だった。物価高騰による消費マインドの低下、家電製品の買い替え需要の鈍化が減収に直結した。旅行などで使用するデジタルカメラの販売は好調だった。一方、生活家電、テレビ、パソコンなどの販売は伸び悩んだ。
 
「楽天市場」「ヤフーショッピング」「アマゾン」などの外部サイトの売上高は、ポイントを還元する販促施策の展開により、HDD、スマホ、デジタルカメラ、カメラ用レンズを中心に好調に推移した。
 
2023年11月には、DMM.comが運営する「DMM通販」に「ECカレント」を開設。開設以降、売上高は堅調に推移しているという。
 
インターネット通販事業の営業利益は同35.8%減の4億8800万円だった。競合他社との価格競争による粗利益の低下により、前期と比較して減益となった。
 
今後はネット広告やSNSを活用したマーケティング活動とともに、売れ筋商材の確保、在庫適正化を引き続き推進していく。
 
「楽天市場」などのモールにおいては、販売促進イベントに積極的に参加していく。2023年に出店した「dショッピング」などの外部サイトの販路を活用し、さらなる売上高の確保を進める。
 
家電のレンタルサイト「Rentoco(レントコ)」では、リピート客や法人需要に対応するべく品ぞろえを拡充する。ネット広告や各種キャンペーンを展開し、サービスの認知拡大と新規顧客獲得に注力していく。



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