2024.03.07

Shopify、ヤマト運輸と協業開始 「最短お届け予定日表示」「コンビニ受取」の新サービス提供

Shopify JapanのSenior Business Development Manager 泉貴文氏がヤマト運輸との新サービスを紹介

コマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」を国内提供するShopify Japanは3月7日、ヤマト運輸と協業し、「Shopify」利用事業者向けに、商品の円滑な配送や受け取りを実現する新サービスを3月下旬から順次開始すると発表した。ヤマト運輸で配送する商品について、購入前に最短お届け予定日を表示したり、コンビニエンスストアでの受け取りに対応したりする。

国内EC市場はコロナ禍を契機に拡大傾向にあるが、物流の2024年問題などの課題が顕著となっている。一方で、ECサイト上でお届け予定日を表示するなど、EC利用者の利便性向上に資する機能やサービスは、自社でシステム開発する必要があり、特に中小EC事業者にとっては導入のハードルが高くなっている。

Shopify Japanはこうした課題解決のために、ヤマト運輸と新サービスを提供する。3月下旬から、購入者が事業者のECサイト上でお届け先の郵便番号を入力すると、配達可能な最短お届け日を自動表示する「ヤマト運輸 最短お届け予定日自動表示アプリ」を提供する。購入時に最短お届け予定日が分かることで、購入者の利便性向上と購入率向上につながるという。


▲お届け先の郵便番号を入力すると、配達可能な最短お届け日を自動表示

Shopify JapanのSenior Business Development Manager 泉貴文氏は、「『ヤマト運輸 最短お届け予定日自動表示アプリ』を導入することで、購入者に配達可能な日を表示できる。購入者は『この日は家にいるから受け取ることができる』と安心して購入の意思決定ができるようになる。このアプリは無料で提供する」と話す。

さらに、3月下旬から、配送に関わる様々な機能を提供している「配送カスタム.amp」がヤマト運輸の「EC自宅外受け取りAPI」に対応する。

これにより、購入者はヤマト運輸の営業所やコンビニエンスストア、オープン型宅配便ロッカーなどで購入商品を受け取ることができる。これまで以上に、生活スタイルに合わせて好きな場所・タイミングで荷物を受け取ることが可能になり、購入者の利便性向上に加え、一度で受け取れることで再配達削減にもつながる。



「今回新たに提供した『配送カスタム.amp』を利用することでUber Eats、anyCarryなどの配送ドライバーを活用したラストワンマイル配送を実現できる。さらに『配送カスタム.amp』がヤマト運輸の『EC自宅外受け取りAPI』に対応することで、コンビニストア2万箇所やヤマト運輸の営業所約3000箇所、宅配ロッカー約6900箇所などで商品の受け取りが可能になる」(泉氏)と話す。

Shopify Japanとヤマト運輸は今回のサービス提供を機に、さらなる協業を進めるという。








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