2024.03.06

コマースロボティクス、発注管理システム「コマースロボEOS」提供 最適な発注数を自動算出

コマースロボEOSのダッシュボード

「ITによりビジネスをより簡単に」をミッションに掲げるコマースロボティクスは3月1日、発注管理システム「コマースロボEOS」のサービス提供を開始した。在庫分析や発注業務のデジタル化、および可視化を可能にし、在庫の最適化、ECの売上・利益アップに貢献する。

コマースロボティクスが提供を開始した「コマースロボEOS」は、受注管理システムと、倉庫管理システムが一体となった「コマースロボ」と自動連携しているEC向けの発注管理システム。


▲EOSの概念図

売上ベース、出荷数ベース、粗利ベースでの週間、月間ABC分析に加え、SKUごとに在庫回転数、在庫回転日数分析も可能可能な「在庫分析機能」と、毎日の需要を予測し、在庫対応日数を計算、発注点チェック、発注推奨データを自動的に作成する 「発注推奨データ自動作成」を備え、「いつ」「何を」「どれくらい」発注すべきかを自動で算出する。


▲発注推奨データ自動作成

このシステムの活用により、これまで熟練した発注担当者の勘で成り立っていた発注業務が、担当者を問わず把握できるうえ、在庫分析・発注業務のデジタル化により、在庫の最適化、EC運営の売上、収益、資金繰りの改善につなげることができる。



Eコマース専用の在庫分析機能と発注数の提案機能を備えた業界初のシステムであり、まだあまり市場に提供されていないことも鑑み、運用ノウハウの提供も同時に行う。在庫分析機能の活用により売れ筋商品、有力商品を選定し、売込み仮説を構築。C、Dランク商品は特売などによる販売施策を打つことで在庫の無駄を削減し、昨今注目されているSDGsにも対応する。


▲EOSによる運用方法

これまでのEコマース運営は、受注管理システム+倉庫管理システムで、受注した商品を倉庫から出荷するというシンプルな運用が主流だった。

一方、大手小売業を中心に、在庫分析や発注を重視した「単品管理」理論が普及しており、SCM(Supply Chain Management)理論を応用して全体最適化する動きが経営効率の向上に寄与している。

こうした状況において、Eコマース運営でこの分野に着目したソリューションはこれまでほとんどなく、受注・在庫管理業務に携わる顧客の声を受け、Eコマース専用の在庫分析機能と発注数の提案機能を備えた業界初のシステム「コマースロボEOS」の開発・提供に至ったとしている。

プレリリース期間を経て、今回のサービス提供開始に伴い、EC事業社限定5社の無料モニター募集も行っている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事