アソビューは2月20日、UPSIDER Capitalが運営する日本初のグロースステージスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」から10億円の融資を受けた。異例の規模のデットファイナンスを迅速に実現し、事業拡大を加速する。
アソビューは、「生きるに、遊びを。」をミッションに掲げ、「遊び」が衣食住に並ぶ人生を彩る豊かなものとして、Well-Beingな社会の実現を目指し、遊びが見つかる「アソビュー！」、大切な人に思い出を送る体験ギフト「アソビュー！ギフト」、観光・レジャー・文化施設向けDXソリューション事業を提供している。
UPSIDERとみずほフィナンシャルグループの合弁事業であるUPSIDER Capitalは、日本初のグ、ロースステージスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」の運営、および企業のサステナブルな成長に資する新たな金融サービスの開発・提供を行っている。
このほど、「UPSIDER BLUE DREAM Fund」において、アソビューに10億円の融資を実行した。
現在、日本の観光・レジャー業界は、国内観光客・訪日観光客ともに需要の回復を見せながらも、深刻な人手不足をはじめとするさまざまな課題を抱えている。アソビューが展開する「ウラカタシリーズ」は、サスティナブルな施設運営を実現するものとして、観光・レジャー・文化施設の業務効率化を牽引している。
UPSIDER Capitalは、アソビューのミッションに強く共感し、今後の事業、組織はもとより、観光・レジャー業界のDXを推進し、各種課題を解決するとともに、これからの日本を支えていくことを確信するとし、今回の融資に至った。
UPSIDERが持つAI技術を用いた与信モデルと、みずほフィナンシャルグループが持つ深い専門知識とネットワークをかけ合わせたデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」は、特にミドル・レイターステージのスタートアップを対象に、「ともに、速く、遠くに」をキャッチコピーに最大規模の融資を最短1週間で実行することを掲げている。
UPSIDERが提供する法人カード「UPSIDER」が培ってきた、AIを用いた独自の与信モデルによって、今回アソビューへのスタートアップ向けのデットファンドとしては異例の規模のデットファイナンスを実現できた。
今後もスピード感を持ち、ベンチャーデット市場に新たな風を送り込む存在として、従来大きなデットファイナンスができなかったグロースステージ企業に新しい選択肢を提供していく考えを示した。
▲アソビュー 代表執行役員CEO 山野智久氏今回の融資にあたり、アソビュー 代表執行役員CEO 山野智久氏は、「今回『UPSIDER BLUE DREAM Fund』から10億円の融資での調達をさせていただきました。『UPSIDER BLUE DREAM Fund』はスピード感の高い審査対応と意思決定が特徴的でした。弊社は調達のコミュニケーションコストを重要視しております。今回は弊社が法人カード『UPSIDER』を利用していたため、事業概況をすばやくキャッチアップいただけたこともあり、社内リソースを多く割くことなくスムーズな調達ができました。また融資での調達においてこの規模をクイックに意思決定できるということは、スタートアップのファイナンスにおいて新たな有力な選択肢になりうると強く感じています。同ファンドが日本初のグロースデットファンドとして今後も飛躍していくことを期待するとともに、今回得た資金をサービスの更なる拡大に活用し、観光・レジャー業界のDX化推進と観光立国日本の発展に貢献していきます」とコメントした。
▲UPSIDER Capital 代表取締役 石神直樹氏UPSIDER Capital 代表取締役 石神直樹氏は、「私はUPSIDERの創業期から関わっていますが、創業から5年間、さまざまな壁に毎日のようにぶつかり、その度に苦しんできました。同じスタートアップとして、レジャー・観光業界全体が落ち込んだコロナ禍の荒波を乗り越え、その産業を支え、再び大きな成長を遂げているアソビュー様の力強さ、粘り強さに強く感銘を受けました。この度、そんなアソビュー様を支援する機会をいただけたことをとても光栄に思っています。アソビュー様のミッションは『生きるに、遊びを。』です。レジャー・観光にとどまらず、社会全体を幸せにするという壮大なミッションに挑戦するアソビュー様を、『UPSIDER BLUE DREAM Fund』は『ともに、速く、遠くに』行けるよう、全力で応援していきます」と述べた。
